今回は、 ONE PIECE1153話「ロキ誕生」の感想をお届けします。
109年前の回想から。甚だしくクズだった若きハラルドはある女性と出会い…。

ロキの悲しい誕生と過去が明らかに…!
扉絵連載「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」

vol.37は「鈴後大名菊之丞と親分お蝶」と題してヤマトとお菊の再会が描かれました。
ワノ国漫遊もラストスパートで、鈴後で何が起きるのか。
ももの助 | ワノ国の将軍になる |
錦えもん | 花の都でももの助に使える お鶴も花の都に住む |
傳ジロー | 希美大名になる |
菊 | 鈴後大名になる |
雷ぞう | 兎丼大名になる |
アヌアラシ | 九里大名になる |
ネコマムシ | ヒョウ五郎と一緒にヤクザの世界を仕切る |
河松 | 白舞大名になる |
【ワンピース1152話「ヒドい一日」】おさらい
ゾロ覇王色が確定
- ギャバンはルフィに「覇王色」の使い方を肝に銘じるよう伝える
- ギャバンからゾロも覇王色が体に馴染んでると伝えられる
- ゾロは覇王色の自覚なし
- ルフィはダダ漏れていると気づいていないゾロにびっくり
- ルフィがロキを仲間に勧誘する
14年前:アウルスト城でロキが見た光景
- ロキはハラルドに呼ばれてアウルスト城にいた
- ヤルルも一緒に王の間に向かう
- ロキはハラルドが世界政府に通じていたことを知っていた
- 「世界政府に魂を売った男に興味はない」
- 「ロックスを殺した奴ら側に行くなら敵対する」
- ロキは平和で戦わないエルバフに対して批判
- ヤルルは国の政治に関わらない
- 王の間ではハラルドが兵士に囲まれ串刺しになっていた
- シルエットの人物がエルバフに伝わる禁断の悪魔の実を前に…
14年前:ギャバンとシャンクス
- シャンクスはエルバフにあるギャバンの家にいた
- ロジャーが死んでから10年経っている
- ギャバンは時の流れがおかしい→「3・4年ぶりか?」
- シャンクスの左腕にマーク
- ギャバン曰くシャンクスは運命の子
- シャンクスはマリージョアでハラルドに会っていた
- 聖地では話せなかったことがあるからエルバフで会いたい
- 手遅れになる前に
109年前
- 世界の人々が口を揃えて「巨兵海賊団」を最も恐れていた時代
- 45歳(人間年齢15歳)で王になったハラルドはクズだった

本編の内容はここから↓
【ONE PIECE1153話「ロキ誕生」】①109年前:ハラルドとイーダの出会い
時はさかのぼり109年前の過去回想は、ハラルドのお話です。
クズだったハラルド
ドリーとブロギーとともに暴走気味な幼少期を過ごしたハラルド。
古代巨人族の血を引く天性の「巨体」と「怪力」そして「地位」により、慢心極まり誰にも止められない迷惑な人物に成長していました。
ハラルドがイーダと出会う
新世界を航海中のハラルドはバント王国で見世物にされている巨人族を発見しました。
巨人族はイーダと呼ばれ、エルバフからきた巨人だと紹介されると、吠える仕草で観客を驚かします。
ハラルドはエルバフをバカにされたことでバンド王国を攻撃し、イーダを船に乗せて海に出ました。
しかしイーダはハラルドをビンタし、彼女の行動を理解できず驚くハラルド。
イーダはお詫びをするために国に戻ろうとします。
それも理解できないハラルドに対して、イーダはさらにハラルドをしばき、漂流して死にかけていたところを助けてくれたと明かします。
イーダは思い上がるハラルドに対し「たまたま大きい体に生まれただけで、人間族より偉いと勘違いしてみっともない」と叱咤しました。

全ての巨人族がエルバフみたいに野蛮だと誤解されると憤るのは他国の巨人族の共通認識か。
イーダの言葉を受け止めるハラルド
ハラルドはイーダの言葉に衝撃を受け、国を復旧する手伝いをするイーダを見て、部下達もそこへ向かわせました。
エルバフの巨人族達はバント王国と自国との違いに感動し交友を深め、ハラルドも国王に謝罪します。
そしてハラルドはイーダとも交友を深めて行くのでした。
イーダは南の海サムワナイ島の生まれだと話すと、ハラルドは「血の蛇を超えたのか‼︎」と感心します。
神典に記されていた「血の蛇」はやはり”赤い土の大陸”をさしていたと確定しました。
故郷には帰れないイーダに対して、ハラルドはエルバフに来ることを誘うのでした。
【ONE PIECE1153話「ロキ誕生」】②105年前〜81年前:改心したハラルドとハイルディンの誕生
イーダに出会ってから4年後、ハラルドはエルバフに戻り、今までの罪を償いたいと申し出ました。
王として改心したハラルド
ハラルドはエルバフの民の前で、世界を学べばエルバフはもっと豊かになれると信じ「隣国と手をつなぎ新しい文化をご教授願う」と宣言しました。
ドリブロは引き続き暴れていると言い、彼らのことも王として理解を示します。
ヤルルとヨルルはハラルドの変貌ぶりに笑い、そしてハラルドの変化を受けて「エルバフは運がいい」と前向きに捉えるのでした。
そしてハラルドはイーダから外交を学び勉強をしながら他国との交友に励みます。
81年前:漁師村でハイルディンが生まれる
エルバフは国の東に位置する漁師村。ここでイーダとハラルドの子ハイルディンが生まれました。
村はハイルディンの誕生を祝福するものの、イーダとの結婚は許されません。
王族は純潔しか認められないことをくやしがるハラルドに対し、イーダはこれも文化だと受け入れます。
ハラルドとエストリッダが結婚
ハイルディンが生まれたとき、ハラルドには結婚相手が用意されました。
高潔なる古代の血を宿す女エストリッダは、北の地の酒村生まれで地風術を学んでいるといいます。
エストリッダはハラルドや城の兵士を自分のペースに巻き込み、イーダとハイルディンを忘れるようハラルドに伝え、贅沢を要求しました。

エストリッダはハラルドに、巨大で脚が8本ある幸運の馬アスラをプレゼントしました。
約70年前:ハラルドが航海術を広める
海の過酷さにより、まだまだ島々の交流が困難であった時代。
エルバフの長けた航海術は他国にとって魅力的でした。
ここではワノ国近海が描かれ、ハラルドは腰に刀を差した人間に「北極星(ポールスター)」を紹介しています。
そして海外に出たハラルドはエルバフの民に世界を教え、人魚に出会った話をするのでした。

魚人島でネプチューンが生まれた話をしていたよ!
北極星(ポールスター)
北極星は絶対に動かない星とハラルドが教えていました。
これは気づいた読者も多いでしょう。「ONE PIECE YELLOW」でナミが教えてくれていました。

まさにこうしてナミが言っていたことが本編で描かれ、圧倒されましたね。

ワノ国のサムライと思わしき人達に北極星を教えていたけど、これをきっかけに違法出国しワノ国の血が東の海へ。深い…!
【ワンピース1153話「ロキ誕生」】③63年前:ロキ誕生!絶望とエルバフの呪いの始まり
63年前、エルバフはアウルスト城でハラルドの遠征中に産声が上がりました。
エルトリッダは男の子を産み、彼の名をロキと呼んで顔を見ようと手を伸ばします。
しかし産んだ我が子を見たエストリッダは悲鳴をあげ絶望し、ハラルドには死産だったと伝えるよう兵士に命令しました。
悪魔のような見た目のロキを恐れたエストリッダは、ロキを呪われている子だと決め、王子を冥界に捨てたのです。
エルバフの不幸の全てはロキの呪い
エストリッダは里に帰ると荷物をまとめると、兵士が動揺しながらやってきました。
ロキは冥界から這い上がり、それを聞いたエストリッダは病に倒れます。
エストリッダは生まれる前からハラルドは自分の子に殺されると予言されていた、と狂言を言う始末。
その頃ハラルドは世界政府に阻まれ国交の壁に頭を抱えていました。
イーダはハイルディンに弟ができたと喜び、愛のある親子の様子が描かれます。
そしてここから、エルバフを襲う不幸の全てはロキの呪いと呼ばれる事となるのでした。
【ワンピース1153話「ロキ誕生」】エルバフの現状
回想回につき現在のエルバフの描写はありません。
場所 | メンバー | 状況 |
---|---|---|
樹道8号線 | 麦わらの一味(ナミ、ウソップ、ブルック、ジンベエ、ロビン) 巨人族(子供10名) 巨兵海賊団(悪魔ドリブロ、戦士達) 神の騎士団(軍子、ソマーズ) | ・描写なし |
冥界 | 麦わらの一味(ルフィ、ゾロ、サンジ、チョッパー)ギャバン 巨人族(新巨兵海賊団、ロキ) | ・描写なし |
【ワンピース1153話「ロキ誕生」】ネタバレまとめ
109年前:ハラルド暴走
- ハラルドは巨人族であることに慢心
- 見世物にされている巨人イーダを見つけて国を壊す
- イーダはハラルドに同じ目線で見ることを教える
- 「世界に壊していいものなんてひとつもない」
- イーダは南の海サムワナイ島の生まれ
105年前〜81年前:ハラルドが改心する
- 今までの罪を償いたいと宣言
- 世界を学びエルバフを豊かにする
- イーダはハラルドに外交を教える
- 81年前:ハイルディンが生まれる
- 王族は純潔しか認められない理由から結婚はできない
- ハラルドと古代の血を宿すエストリッダが結婚
- ハラルドに巨大で脚が8本の幸運の馬アスラが贈られる
約70年前:ハラルドが航海術を広める
- エルバフの長けた航海術が他国にとって魅力的
- ハラルドは北極星を教える
- 場所はワノ国?
- ネプチューンが生まれたことをエルバフの民に話す
63年前:ロキ誕生
- ロキが生まれるもエストリッダはロキを恐れて冥界に捨てる
- エストリッダ「ロキは呪われている子」
- ロキは冥界から這い上がる
- ハラルドは国交の壁に頭を抱える→世界政府に阻まれる
- エルバフを襲う不幸の全てはロキの呪いと呼ばれる
【ワンピース最新話】1153話「ロキ誕生」”呪いの王子”の真相が明らかに!【感想】|おわりに
今回はONE PIECE1153話「ロキ誕生」の感想をまとめました。
誰の過去よりも個人的に心へのダメージが大きいロキの過去。
しかしハラルドの過去を知り、ONE PIECEの物語の壮大さを改めて思わされました。
ハラルドをきっかけに航海術が広まり、東の海にはシモツキ村ができたし海賊達が海で名を馳せたことが全て繋がってくるんですね。すごい。
さて次号は休載につき、ロキのことを思いながら続きを待ちます。

休載だけど付録があるよ!