今回は、ONE PIECE 1124話「親友」の感想、考察をお届けします。
親友とは誰と誰を指すのか、怒涛と衝撃展開のエッグヘッド編は幕間も心落ち着かず熱い展開が。
1124話の感想、考察をまとめます!
全話のおさらい↓
ボルサリーノがどんどん好きになるエッグヘッド編。胸熱展開です。
【ワンピース1124話】扉絵連載「ヤマトの金稲荷代参」
vol.12は「九里への道中誘拐阻止」と題して女性を守るヤマトが描かれました。
ヤマトを背に逃げるシルエットは誰か…。
ワノ国の貧しい悪者、百獣海賊団の残党、
背の高そうな人物ですが、体の線は女性っぽい感じがしますね。
ワノ国漫遊の道中はさまざまな事件に巻き込まれるヤマト。
犯人は何のために誘拐を働こうとしているのか…今後の動きに注目ですね。
1124話はシルエットだらけ…誰なの〜〜〜???
【ワンピース1124話】ボルサリーノの胸の内が明かされる
エッグヘッドの状況は静まり返った海岸に涙しながら戦闘丸が小舟を漕ぐシーンから描かれました。
鳴り響く電伝虫とサカズキの声に反応したのは大将・黄猿ことボルサリーノ。
状況の報告を求める元帥サカズキは、ボルサリーノに対して「甘ェ仕事しとりゃせんじゃろうのう」とキツい物言いをします。
やるなら徹底的に、が行動規範のサカズキにとってはなんてことない一言ですが、ボルサリーノの心の傷を抉る一言となりました。
「親友を殺したことあんのかい」と言い放つと脳裏には、親友のベガパンクとの思い出が。
ベガパンクとの出会い、そして協力してエッグヘッドを立ち上げ、くまの回想でもベガパンク、戦闘丸、たちと楽しそうにピザを食べるシーンもありました。
そしてエッグヘッドでは海軍としての任務を全うするため、混乱のなかベガパンクの心臓をレーザーで一突きにしました。
涙しながら胸の内を明かしたボルサリーノ、初めて心の動きがあらわになりました。
サカズキは悪かったと謝罪、ボルサリーノが「黙れ今更」と謝罪を突き返したことから、世界政府に属する海軍として貫いた正義は間違っていなかったけれども相手が親友であったことへの後悔を強く感じました。
この時にサカズキが「兄弟」と呼びかけたのも注目ですね。2人の関係性について軽く触れておきます。
エッグヘッド編は空白の100年の研究に関連して22年前のオハラとも類似点が多くみられますね。
サカズキとボルサリーノの関係性
2人は同期で、サカズキは23歳、ボルサリーノは26歳のときに海軍に入隊。
怪物一期生として活躍したようです。
たった3歳差ですが、サカズキが兄弟と呼んでいることや、ボルサリーノがクソガキと言ったことから、当時からサカズキの言うように兄弟の関係だったのかもしれないですね。
ちなみにクザンは三期生として入隊しています。怪物新兵の3人組だったみたい!
ジョイボーイの覇気が効かない人物
このように、海軍では大将の黄猿がジョイボーイの覇気にも意識を保っていました。
また戦闘丸も覇気の影響を受けずに無事だということがわかっています。
戦闘丸と黄猿の戦力差を考えると、ジョイボーイの覇気は対組織に対して敵意を込めたのか、それぞれの人が持つ思想や考えに敵意を込めたのか改めて疑問に思えますね。
【ワンピース1124話】ベガパンクはどうなった?
サニー号組と一緒にエッグヘッドを脱出したリリスが目覚め衝撃的な発言をしました。
明かされていないことが多く断片的な情報ですが、整理していきましょう。
巨兵海賊団船上
巨兵海賊団の船内は静まり帰り、並走するサニー号も静かに時が流れ、ジンベエ、フランキー、ゾロが船にいました。
1123話の乾杯はいっぱいだけで、ルフィの気持ちを汲んで宴は終了となったようです。
エッグヘッドでの事件を振り返るフランキーは、頭の整理がつかないし、あの地獄から逃げ切れただけで奇跡だったとルフィをフォローします。
ベガパンクとの約束を果たせず落ち込むルフィに対して唯一厳しい態度のゾロ。
四皇にもなってジジイ1人死なせたくらいでみっともないと冷たく言い放ちます。
ゾロがルフィに厳しいのはわかる。しかし言いようがゾロらしくない?厳しいというか冷たいですね!ゾロも思うことがあるのか。1123話で見せたホッとした表情から察するに五老星相手は相当しんどかったのかもしれません。
落ち込むルフィ
場所は変わって巨兵海賊団の船内にはルフィの姿が。
ベガパンクをエッグヘッドから連れ出すことを、ベガパンク本人と戦闘丸とも約束していたルフィはそれを果たすことができずに落ち込んでいます。
チョッパー曰く落ち込みすぎて大きなぶどう5房しか食べてないそうです。
辛く落ち込んでいるときも食事をすることは2年前にジンベエから教わっています。
新世界編以降は誰も失うことなく試合にも勝負にも勝ってきたルフィ。
ベガパンクを守り切れず、めそめそとしています。
悪(リリス)が目覚める
巨兵海賊団の船内で目覚めたベガパンク・悪「リリス」。
一緒に脱出を図ったナミやウソップがリリスのそばにいました。
サンジは、ベガパンクを守り切れなかったことに対して、自分が伝えなきゃという責任からかリリスのそばにいたように思えます。
- 目覚めたリリス、状況に戸惑う
- 「ピピ」という発信音?ヘッドホンを確かめる→誰からの通信?
- サンジが状況を説明「君以外のベガパンクは誰1人救い出せなかった、申し訳ないっ」
- ナミが補足「アトラスがあんたを殴ったんだけど」
- 全ての状況を理解したリリス「わかった、全部今聞いた」
そしてリリスはちょっと泣かせてくれと大泣きしお腹が空いたと言いました。
欲(ヨーク)と脳を切り離しているから悪(リリス)もお腹が空くと自分で納得している様子。
パンクレコーズにアクセスして状況を知ったか、もしくはエッグヘッドに残ったサテライトたちも概念的には生きていて、声がリリスに届いているのか。
みんなの死に対して悲しみ涙するリリスに対して、ウソップは「お前のどの辺が悪なんだろうな」と客観的に指摘しました。
ベガパンクから切り離された「悪」は、一般的な「悪」らしさがないのでしょうか…。ベガパンクに悪の思考がないので良い子なのかも?概念的すぎてむずいですね。
ベガパンクは生きている
驚きのセリフの結論は、ベガパンクは生きているということ。
めそめそとぶどうを頬張るルフィに対して驚きのセリフを発したリリス。
「今聞いた」というリリスに対してサンジは「何だよ」と文脈に納得できません。
リリスが泣いた理由は、みんなの死が悲しいからですが「みんなの死」はルフィたちの概念の話。
しかし、早い話はみんな生きているが、ルフィたちからしたら死んでいる、ということです。
正直よくわかりませんが、リリスからすると麦わらの一味はちゃんと約束を守ってくれたのでルフィに悲しまないでと伝えました。
ルフィの元気が回復
リリスからベガパンクは生きていると聞き、ルフィは落ち込みモードから回復しました。
巨人族たちに助けに来てくれたことのお礼を言い、乾杯の仕切り直しに入ります。
チョッパーを抱きしめるロビンちゃん!!サウロに会えるといいね!可愛いいい!!
海賊王には誰がなると思う?と問われたルフィは「おれがなるに決まってんだろォ〜!!!」高らかに宣言し、乾杯を仕切り直しました。
たとえ巨人族が敵になっても変わらない、どんなときも海賊王になる夢を高く持ち続けるルフィ。
厳しいことを言ったゾロもルフィが元気になるとにっこりしているのが嬉しいですね。
【ワンピース1124話】世界情勢@ニュースクー本社
1124話の冒頭はちょい見せでもあったように、ニュースクー本社が描かれました。
モルガンズと言い合うビビ、そんなビビをなだめるワポルが登場。
世界が海に沈むと聞いたモルガンズは、空こそが自分の住み処ゆえに「おれの時代か」と息巻いています。
ビビは世界が滅ぶというときに自分だけ助かろうとは思わない、と人徳のある発言をしました。
モルガンズとビビはどうしても分かり合えない2人なんですね…。モルガンズはトリトリの実モデルアルバトロス、飛べない鳥なのに…空こそか奴の住み処…この矛盾は一体?
そしてモルガンズの元に世界で起きたニュースが集まってきました。
少し前のコマでかもめたちが寄ってきているので、モルガンズはかもめたちから世界中のニュースを取集しているのでしょうか。かもめと話せるとか?
時系列的には、ローもキッドもワノ国を出航してそれぞれ同じタイミングで四皇とぶつかり敗戦を期していたようです。
麦わらの一味によるベガパンク殺害に関してビビは「うそつき」とさらに怒りをあらわにしています。
【ワンピース1124話】引きのコマで描かれたシルエットの人物は誰?
麦わらの一味と巨人族に話を戻して。
元気になったルフィが、海賊王へなると改めて宣言し乾杯をして賑やかに過ごしている最中、新世界ウォーランドはエルバフが描かれました。
そこにはシルエットで描かれた人物が「来い」と一言。
ルフィを待っている人物と思われるので、ルフィにロードポーネグリフを届けるためにエルバフにいるとも考えて、この人物が誰か考察していきます。
シルエットの人物は?
よく噂されている人物を紹介します!
今回では、スコッパー・ギャバン、ヒノキズの男を指示したいと思います。
候補①631話扉絵「世界の甲板から」で描かれた人物
扉絵シリーズの「世界の甲板から」では一味にゆかりのある人たちの現在が描かれる人気シリーズ。
631話ではクロッカスと酒を酌み交わす人物の背後が描かれています。
この人物は誰なのか当時から考察がされていますが、この扉絵を見る限りロジャー時代の海賊でSTRONG WORLDでの敵キャラ、金獅子のシキにそっくりです。
そして1124話の引きの人物も背後のシルエットで初見でこの扉絵の人物を彷彿させました。
まずは、631話の扉絵の人物=1124話のシルエットの人物だと仮定して、ヒントがある631話の人物が誰かを考えていきましょう。
- 金獅子のシキ
- キャラコのヨーキ
- スコッパー・ギャバン
①金獅子のシキ
631話のイラストから推測すると、シキがぴったりの見た目をしています。
クロッカスとの接点は、同じ時代の海賊という点でお互いに存在は知っていたとか。
しかし、シキだとしても、エルバフでルフィを待ち受けている理由がないので可能性は低そうです。
②キャラコのヨーキ
クロッカスとの関係性を考えると、ブルックが所属したルンバー海賊団の船長、キャラコのヨーキである可能性も否定できません。
ヨーキは病を患いルンバー海賊団から離脱しているので、その後、双子岬に辿りつきクロッカスに出会い治療してもらったとも考えられますね。
なぜエルバフにいるのか、ルフィとの関わりは全くないのでブルックが麦わらの一味にいると知り、仲間であったブルックと一味の助けになりたいと思えばエルバフでルフィを待つ理由にはなりそうです。
しかしロードポーネグリフを持っているか、なぜ持っているかなど、今後の展開に必要な重要なことを任せるほどのキャラクターではなさそうなので可能性はかなり低いでしょう。
ブルックの過去はまだ謎に包まれているのでヨーキが出てきてもおかしくない…?でもこんなに気になる描き方をしてヨーキはちょっと弱い気がします!!
③スコッパー・ギャバン
最後はロジャー海賊団のクルー、スコッパー・ギャバンです。
見た目は毛量が多めの黒髪、丸いサングラスをした青年でロジャー海賊団の解散以降は生死不明となっています。
言わずもがなクロッカスとは同じ船に乗り合わせた仲間なので、再会を果たし酒を飲んでいてもおかしくありません。
またクロッカスからルフィの話を聞き、これまでのルフィが起こした事件を知っていればロジャーの待っている男と判断してルフィに会いたいと思う可能性が高いです。
候補②ロキ
エルバフは概ね大体のことが未回収事項ですが、エルバフといえば王子ロキがいまだに登場していない謎の人物です。
ロキが、エルバフの王としてルフィを向かいいれるために海岸沿いで船の到着を待っていると読み取れます。
最後のロードポーネグリフがエルバフにあるとしたら、王であるロキが管理し、渡すに見合う人物を巨人族で見極めていると考えられそうです。
エルバフの王子ロキは、ローラに一目惚れをしたが振られてしまいリンリンとエルバフのさらなる因縁の原因になったストーリーがあります。※リンリンとエルバフの因縁はリンリンが直接の原因になっていますが、結婚の破談でその確執解消も破綻しました。
候補③ヒノキズの男
ワノ国から出航する前にキッドのセリフから判明した「ヒノキズの男」。
わかっていることは以下のとおりです。
かなり情報が少ないですが、ロードポーネグリフの手がかりである人物なので登場への期待が高まります。
そして巨人族やエルバフはドリブロの初登場以降、情報が少ないことからONE PIECEにおいて重要な島であり、最後のロードポーネグリフを手に入れるタイミングである期待から、シルエットの人物がヒノキズの男であると予想されます。
候補④シャンクス
エルバフ近海にてキッド海賊団を壊滅に追いやった「四皇」赤髪のシャンクスが、エルバフに戻りルフィを待っているという予想です。
可能性はなくはない、と言ったところですが、キッドの登場に早々に出航したので戻ってくるのは格好つかないですね。
しかしルフィとの再会としては良いタイミングかなとも思いますので、全否定はせず少しの期待とともに答え合わせまで待ちましょう。
エッグヘッド編未回収事項
麦わらの一味はエッグヘッドから全員脱出し、これにて終幕となりそうですが、エッグヘッド編未回収事項がまだありますのでまとめておきましょう。
少なくとも次週はまだ幕間としてナレーションベースででもエッグヘッド島内の様子が描かれると思いますので、それぞれ回収されるのを楽しみに待ちましょう。
【ワンピース最新話】1124話「テンプレ」【感想・考察】|まとめ
今回は、ONE PIECE 1124話「親友」の感想と考察をお届けしました。
「どっちつかずの正義」を掲げる胸の内が読めなかった黄猿の本音が語られた回でした。
尾田先生の描くおじさんたちはみんな渋くて人間味があって良い…!!
エッグヘッド編が終幕を迎え、ついに念願のエルバフ編に入りそうです。
- 黄猿は親友、ベガパンクを殺したことを悔やんでいる
- リリス曰く、概念的にはベガパンクは生きている
- エルバフにはおそらルフィを待っている人物がいる
ゆっくりとこれまでの謎事案を回収しているので毎週息がもたないほど衝撃を受けますね!ワンピース面白すぎ!