今回は、ONE PIECE 1128話「RPG」の感想、考察をお届けします。
エルバフ編が本格的にスタートした1127話では東の海組の5人が合流し冒険が幕開けしました。
ルフィたちが目を覚ました場所はエルバフなのか、どんな冒険が待ち受けているのか1128話の感想と考察をまとめていきます!
全話のおさらい↓
徐々に見えてきた世界観!気になるポイントがたくさんありますね!wj45号はワンピースの巻頭カラーなので扉絵連載はお休みです。
1127話「謎の国の冒険」のおさらい
1127話の内容を簡単におさらいします!不要な方は本編の内容へ↓
巨人族
- 火事が起きる→悪臭
- “太陽神”様に報告?
- 「明らかに何か起きている」と騒然となる
- 蜜蜂兵(スティングモル)が空から降ってくる
- 地響きがする→“耳神”様が倒れた音→巨大ウサギ
- 動物の雄叫び?に「またか」と不安視する
街の風景は
- 遠くにそびえたつ大きな樹を「世界樹(ユグドラシル)」と呼び、国の命運をかけている
- 「世界樹に燃え移ったらこの国は終わるぞ」
- 泉があるらしい(北欧神話ユグドラシルと共通)
- 立ち並ぶ建物はレゴブロックのようなものでできてる
- 外観、内装がレゴブロックで作られた城はビッグステイン城
麦わらの一味
ビッグステイン城城内で暴れる(?)麦わらの一味の動きについて
ナミとウソップ
- ナミが目覚める→どこにいるかわからない、着替えた記憶もない
- ナミはでかい蜂に雷で攻撃、泣きながら助けを求める「ウソップでもいいこの際」
- レゴなのでボコボコして歩きにくい
- ウソップの声が聞こえた方に向かうとナミは巨大なハリネズミに遭遇→でかいと叫び驚かす
- ウソップは巨大なネコに咥えられている
- ナミが巨大ハリネズミに雷攻撃→落下した巨大ハリネズミが巨大ネコに落下、感電
- 巨大ネコを起こさせたナミとウソップは走って逃げる
- アブサンが幻覚を見せる酒だと思い出し、巨大ネコも幻覚の可能性を感じるウソップ
- 巨大ネコに立ち向かうウソップがワンパンされる、ナミ絶叫→2人とも落下
- 落下した先は人間の骨だらけ
- 巨大ネコが巨大ライオンに変身してナミとウソップに襲いかかる
三強の共闘
- 巨大ライオンに襲われそうなナミとウソップのもとに、メロリンサンジの声
- 「愛しき人を泣かせた罪」→死刑(おれ国憲法?)
- サンジ:魔神風脚(イフリートジャンブ)肩肉(エポール)
- ルフィ:ギア4 ゴムゴムの象(エレファント)
- ゾロ:三刀流 黒縄・大龍
- 巻き・鞭(ウィップ)・ストライク→18巻162話のセルフオマージュ
東の海組5人が合流
- ルフィ、ゾロ、サンジの技をくらった巨大ライオンは巨大ネコに戻る
- ネコは食べないルフィ、焼きウサギはうまかった→耳神様を焼いて食べた→火事の原因に
- ルフィは、美味いなら他にもいた巨大な動物たちをぶっ飛ばしにいきたい
- ゾロは船と海を探し仲間の安否確認を急ぐ
- サンジは蜂の巣と蜜蜂をぶっ飛ばしたルフィに食料を粗末にしたことに怒る
- ナミは馴染んでる3人に呆れ泣きながらキレる
新衣装
エフバフの衣装に変身した一味!
ナミ
- 背中に剣をさしている
- 膝下まであるブーツ
- 胸元の空いたミニ丈のトップスにファーっぽいマント
- ゲルズのような玉ねぎヘアにアレンジ
ウソップ
- 細長いツノが生えたカブトをかぶっている
- 鼻下から顎にかけてもじゃもじゃしたヒゲ
- 丈にボリュームのあるパンツ、ストライプ柄
ルフィ
- 大きなツノのカブトをかぶっている
- ファーのようなマント
- 背中に剣?→1128話で斧と判明
- 上裸でいつもの膝上パンツ?
- ブーツを履いている
ゾロ
- ゴーグルをつけている
- 着丈の長いファーのマント(ベタなし)
- 膝下のブーツ?
- 刀は3本とも所持
サンジ
- 騎士のようなイメージ
- マントをし、背中に剣をさしている
- グローブを着用
【ワンピース1128話】麦わらの一味・東の海組の動向
今回もメインで動く5人の動向を整理していきます!
冒険が始まる?
ちょい見せでもあったように、サンジがナミをお姫様抱っこをしてビッグステイン城から飛び降ります。
サンジが踏み込んだだけで崩れ落ちる城のモロさが気になるところ。
この冒頭1ページではそれぞれの目覚めた場所が明らかになりました。
ルフィはウソップに対し、「あんな猫ライオン倒せたろ」とため息をつきましたが、ウソップへの強さの信頼が見えるシーンでした。
サンジがナミを抱えて飛び出したので別行動になるのかと思われましたが、5人で街へ向かう冒険が始まります。
現在地の考察
ウソップの考察によると、彼らが着せられているのはエルバフの戦士の衣装、しかし巨人の国であるエルバフに彼らチビ人間のサイズの服はあるわけがない、とのことです。
それを聞いたナミが、現在地はエルバフで自分達が巨大化でもしたのか、と新たな可能性を示唆します。
街の裏で目覚めたゾロは、街に人間がいたことを確認しているようだったので、5人で街に行って話を聞くことになりました。
サンジのおれレーダーによると、ロビンの反応がないため他の仲間たちは依然として動向は不明。
冒険へワクワクするルフィとウソップに対し、ナミはいつも通り未知の土地への恐怖を示します。
今回はただの知らない土地への不安だけでなく、「これだけ広くても全く風が吹いてこないのよ!?」と気象に対する違和感が現在いる場所の得体の知れなさを増長しているようです。
バッタライダーとの出会い
街に向かって歩いていく5人に向かってくるのは、大きなバッタに乗ったおっさん。
ハンドルと足掛けがついていますが、バッタらしくぴょんぴょんと飛んで向かってきました。
「何だ貴様ら新入りか?」とルフィたちを見て言いました。
ルフィたちと比較するとかなり大きいですが、巨人族ほどの大きさなのかは不明です。
ここはどこか、おっさんは誰か、仲間を知らないかと質問攻めにするルフィに対し、バッタ乗りのおっさんはこの場所の説明をします。
このおっさんの話を聞いたルフィは案の定、城の反対側へ向かって飛び出します。
城で暴れた事件に拍車をかけたと知ったルフィ以外は知らんぷりを…。
空が割れる
バッタ乗りのおっさんの話を聞き飛び出したルフィを追いかける4人。
凶暴な兵がいると聞き頬が緩む(悪い意味で)ゾロに対し、ルフィの無鉄砲さに歯止めが効かない原因があると怒っていました。
民家もない、どこまでも続くような広大な土地の先に、ビッグステイン城とは形状の違う城を発見します。
先頭を走るルフィは、前から同じようにエルバフの衣装をきた人物が走ってくるのを確認し、避けて急ごうと決めますが、正面から衝突。
衝突した相手はルフィで、その衝撃で空間にヒビが入り空が割れます。
神殿の方の空が割れたと、国内の荒れように焦りを見せる巨人族。
そして鏡が割れた先には明らかに巨人サイズの部屋があったのです。
巨人の部屋でチョッパーと合流
巨人の部屋にはレゴブロックが散乱し、テーブルの上には針と生地、ミシンのような機械があります。
そこから聞こえたのはなんとチョッパーの声。
鉄の首輪をつけられ捕らえられていたそうでしたが救出し合流しました。ゾロが外したようですね。さすがお兄ちゃん!
ウソップが発見したのは人間サイズの服。まるで着せ替え人形のようですが、太陽神が繊細で器用な奴なのかと想像しています。
国中がブロックでできていることから、ウサギを焼いた時の臭いは、合成樹脂のブロックが一緒に燃えたせいだとサンジが教えてくれました。
魔法の鏡
巨人の部屋から見る景色は、今までルフィたちがいた場所が透けて見えるようになっていました。
女部屋に仕込もうと考えるサンジは魔法(マジック)みたいな鏡と表現していますが、まさにマジックミラーですね。
ゾロがまとめると「悪趣味の巨人が作ったブロックの国に人間や動物を放り込んで鑑賞していた」ということに。
結論を急ぐにはわからないことだらけなので街に戻って情報を集めたいウソップに、巨人が帰ってくる前に逃げたいチョッパー。
ウソップは巨人族との摩擦は避けようとルフィに声をかけますが、すでに巨大なヘビ(?)に向かって拳を構えていました。
念の為、ぶっ飛ばしていいか確認するルフィに、条件反射でブチのめせェと叫ぶウソップ。痛快なやり取りが面白い!
神殿での戦い、太陽神の登場
正面に巨大なヘビ、下にネズミ、上にカラスと、おそらく神殿の兵に囲まれた6人は、ドタバタギャーギャーと戦闘に。
そこへドシン…ドシン…ど足音を鳴らして近づくのは、馬の骨のような見た目で大きなツノを生やした“太陽神”。
神殿は暖炉の火が撒かれ危うく火事になっている場面に登場し、「拙者の“神殿”がァ〜〜〜」と驚き怒りをあらわにしています。
凶暴な兵とされる動物の名前も判明しました。どちらも北欧神話に由来する名前のようなので、後述します。
逃げる麦わらの一味の前に現れたのはよろよろの巨大ネコ。
ガン!!!と一発くらい6人を乗せて走ります。
そんな慌ただしい中でナミが見つけたのはブロックの国の設計図、つまりは地図でした。
“太陽神”に追われる一味は、一直線に走り、ぶつかる鏡を外壁ごと壊し外に脱出する作戦でそれぞれの役割を果たす方へ目を向けました。
「よくも拙者の国を」と怒り一味を追いかける太陽神との戦闘が始まる予感です。
何者なのか太陽神様…!太陽神に向かって構えるゾロとサンジ、完全に背中を預けるナミとウソップ、言わずもがなお互いのすることがわかっている信頼の一味が良い!
【ワンピース1128話】エルバフについてわかったこと・謎
エルバフをメインに分かったことと謎をまとめます。
ビッグステイン城
バッタライダーのおっさん曰く、城の主は「イスカット」という名前のネコで、ルフィゾロサンジが倒してしまいました。
後に再登場し、ルフィたちを背中に乗せて走りますが、太陽神様と比べるとさほど大きいネコではないように感じられます。
エッグヘッド編でドリーが、ウォーキュリー聖の封稀の姿を見てエルバフの森の猛獣ほどの大きさだと表見していたので太陽神が巨人たちを遥かに超える大きさでない限り、イスカットは巨人族に匹敵するほど大きいわけではなさそうです。
「ここは神々の国」と言われるように、動物たちも神と冠して呼ばれていました。
実際に神のように崇められているのかは分かりませんが、人間の男が仕えるほどに偉い立場で敬われているということがわかります。
魔法の鏡の謎
ルフィたちが捕らえられビッグステイン城がある広大な土地は、鏡に映されていた景色だと判明。
そしてその反対側には巨人の部屋があり、ガラスを透かして様子が見えるようになっていたのです。
ビッグステイン城の城主のネコ、イスカットやそれに仕えるバッタ乗りのおっさんが巨人でないことから、人間を捕らえては着せ替え人形のようにエルバフの衣装を着せ、鑑賞していたと考えられます。
まるで箱庭ですね。
“太陽神”と神殿
ついに登場した“太陽神”について考えていきます。
“太陽神”
エルバフ編がスタートし、度々名前が登場した“太陽神”の正体が描かれました。
その姿は馬系の動物の骨のような仮面を被り、太陽をモチーフにした魔法使いの杖のような巨大な棒を持った人物。
おきなツノを有し、既視感のある風貌でした。関連性の高そうなものを並べておきます。
総じてエルバフに関連するものばかりなので、縁の深いものであると考えられます。
また“太陽神”様と呼ばれていますが、エルバフで信仰されている「太陽の神(ニカ)」とは別物であると考えられます。(1111話でドリーとブロギーがニカルフィをみて、「なぜエルバフに伝わる神の姿を知ってる!?」と言っているため)
さらに気になるのが一人称が「拙者」であること。
ワノ国が由来するのか、共通点は太陽。歴史を辿ると太陽を信仰する者たちが拙者と自称するのかもしれませんね。
エルバフとワノ国は記録(ログ)1本で着けるので、かつて世界が海に沈む前に交流があったのでしょう。
チョッパーが捕らえられていた理由
この“太陽神”の姿が怪物型に変形したチョッパーに似ていることも気になるポイント。
チョッパーは巨人の部屋に捕らえられ、鉄の首輪をされていた理由も判明していません。
例えばアブサンに酔ったチョッパーがランブルボールを食べモンスター化したとこで“太陽神”に捕らえられたとすると、サイズ感も含めて人間ではないので箱庭に入れずに処遇を決めかねていたとも考えられます。
“太陽神”がチョッパーのモンスターの姿を見て、自身に既視感を覚えその正体を知るため、もしくはその姿がエルバフに関係する秘密が隠されているためそばに置いておいた可能性も。
チョッパーはルフィの仲間として○人目のカウントがされていないので、エルバフ編で諸々の情報が明かされたらアツいですね。
凶暴な兵の名前が判明
凶暴な兵はムギンとヒルムンガンド。どちらも北欧神話に由来する名前です。
1128話「RPG」ネタバレまとめ
1128話「RPG」の内容を一気にまとめ!
ビッグステイン城から出て冒険に向かう
- ゾロは街の裏側で目覚め、騒がしい方へ行くとルフィに合流
- ウソップの考えでは、エルバフの衣装を着ているが人間サイズの服があるはずがないと違和感
- 街に人間がいたとゾロが確認しているので、街に行って情報を得ることに
- サンジのおれレーダーにロビンの反応なし→他の仲間はどこにいるか不明
バッタを乗りこなす人間に出会う
- 大きなバッタに乗ったおっさんに出会う
- おっさんはルフィたちを見て「何だ貴様ら新入りか?」と聞く
- このおっさんは巨人族ではなさそう、ビッグステイン城の城主(ネコ)イスカットに仕える
- ここは神々の国
- 城の反対側には“太陽神”様の神殿があるため行ってはいけない
- ルフィは早速その神殿へ走り出し、4人で追いかける
箱庭の謎
- 神殿へ走り出したルフィが正面から衝突→空が割れる
- 鏡に映った自分にぶつかり、その先には巨人の部屋があった
- 巨人の部屋のテーブルには裁縫に使う道具とレゴブロック
- チョッパーと合流、鉄の首輪をつけられていた
- 人間サイズの服をウソップが発見
- 国中がブロックでできている→ウサギを焼いた時に一緒に燃えて臭かった
- 巨人の部屋から来た方向を見るとガラスが透けたように覗ける
- ゾロがまとめると、悪趣味の巨人がブロックで作った国に人間や動物を閉じ込めて鑑賞している
- いずれにせよ街で情報を集めたいウソップ、巨人が来る前に逃げたいチョッパー
神殿で大暴れ
- 巨人の部屋について話すナミやウソップを背に、巨大なヘビと一触即発のルフィ
- ルフィ「こいつだけぶっ飛ばしていいか!?」→ウソップ「ブチのめせェ〜〜!!!」
- 下にネズミ、上にカラス(ムギン)、ルフィの正面にヘビ(ヒルムンガルド)
- 神殿へ近づく“太陽神”、頭部が馬系の骨、大きなツノ、太陽モチーフの大きな杖?
- “太陽神”の一人称は拙者、神殿を見て大発狂
- 麦わらの一味は巨大ネコに再会し、乗って移動
- ナミは金目のものはなかったが、地図を発見
- ゾロとサンジは“太陽神”に対して構える
- ナミとウソップは地図をみて作戦会議?
- “太陽神”を見上げて慌てるチョッパー
- ルフィはネコに話しかけているのか笑顔で寝そべる
- “太陽神”「よくも拙者の国を」と怒りをあらわにし、逃さないと睨む
【ワンピース最新話】1128話「RPG」【感想・考察】|まとめ
今回は、ONE PIECE 1128話「RPG」の感想と考察をお届けしました。
さて今回は、「RPG」というタイトルの回収がはっきりと描かれませんでした。
太陽神によって箱庭に放り込まれ鑑賞される麦わらの一味は、巨人族の視点からだとRPGではあるかと。
ゲームで言えば1028話「ブラキオ蛇ウルス」の巻頭カラーでナミとウソップがゲームをして一味がさまざまなゲームをオマージュした格好で描かれましたね。
次週は太陽神と本格バトルになるのか、ルフィたちがあの箱庭に詰められた真相が明らかになることに期待ですね!
新章エルバフ編は、久しぶりの冒険譚となっていて毎週ワクワクが止まりません!
作者コメントでは44号で完結を迎えた呪術廻戦の芥見先生へのねぎらいでした!ご飯に行く仲なんですね…!