【ワンピース】カイドウは古代巨人族の子孫？巨人族との関係性を考察

今回は、かねてより噂されているカイドウは巨人族か、古代巨人族の子孫かのテーマで考察していきます。

旧四皇の一角として君臨し、ワノ国を支配していた百獣海賊団総督・カイドウ。

巨大な体と大きなツノと大きなインパクトを残し、何度もルフィと対峙しその強さを示してきました。

そんなカイドウは古代巨人族の子孫では？と考察されていますので、その理由とカイドウの種族を考えていきます。

カイドウが人間族ではないと疑われた理由は？

まずはカイドウがなぜ人間族ではないと疑われ出したのか、原作の内容も含めて考えていきます。

デカいし強い！

見ての通りの巨体と圧倒的強さ、この世における最強生物と言われていることから人間族ではないのでは？と思われました。

初登場の79巻795話では何度自ら命を断とうとしても死ねないタフさが描かれました。

身長は710cmなので通常の巨人族の平均12m〜13mなのでやや小さめですが、巨人族と言われても問題ない身長です。

強さは言わずもがな、ルフィは4度敗北し死の淵でギア5を覚醒しやっと倒しましたが、この世の生物の中で最も強いと称されたほどの強さであったことは間違いありません。

カイドウ本人もその強さに絶対的自信があり、そこから転じてか弱肉強食主義を掲げワノ国を支配しました。

カイドウはツノが生えている

カイドウのキャラクターにインパクトをつける大きなツノ。

ワンピースの世界ではツノが生えたキャラは今となっては多く登場していますが、ツノについて尾田先生は57巻のSBSで見解を明らかにしています。

このSBSの回答からはツノがあるからと言ってさして重要なわけではないと分かりますね。

当時のツノがあるキャラは、古代巨人族のオーズとその子孫のリトルオーズJr.。

さらに骨格を疑うように生えたツノ？と認識できるのはマゼラン、ハンニャバル、サルデスなど。

そこから新世界に入りさらに明確なツノ持ちキャラとして、カイドウ、息子のヤマト、 ジャック、飛び六胞の面々やナンバーズなどが登場しました。

巨人族かどうかに関わらずツノが生えたキャラが多く、飛び六胞らなど種族の理由はなしにデザインとしてツノが描かれたと予想されるキャラも多くいます。

カイドウのツノもちょっとした特徴と捉えることももちろんできますが、7m近い巨体と強靭な肉体など、他の特徴が揃っていることからも古代巨人族との関連を無視できません。

ワンピースに登場するツノが生えたキャラ一覧

• カイドウ（旧四皇・百獣海賊団総督）
• ヤマト（カイドウの息子）
• ジャック（百獣海賊団・大看板）
• ブラックマリア（百獣海賊団・飛び六砲）
• うるティ（百獣海賊団・飛び六砲）
• ページワン（百獣海賊団・飛び六砲）
• フーズ・フー（百獣海賊団・飛び六砲）
• ササキ（百獣海賊団・飛び六砲）
• ナンバーズ（ベガパンクによる古代巨人族の失敗作）
• ギフターズ（SMILEの成功者たち）
• オーズ（古代巨人族）
• リトルオーズJr.（白ひげ海賊団）
• マゼラン（インペルダウン副所長）
• ハンニャバル（インペルダウン所長）
• サルデス（インペルダウン牢番長）
• シーザー・クラウン（科学者・MADS）
• デリンジャー（ドンキホーテ海賊団・半魚人）

101巻1025話「双龍図」でのカイドウのセリフ

カイドウが人間族ではないと噂された最も大きい理由は、101巻1025話でヤマトとの戦闘中にカイドウが語ったセリフからでした。

ルフィの復活までカイドウを食い止めるヤマト。親子で本気の殺し合いが描かれました。

ワノ国の軍勢として、また憧れのおでんのように戦うヤマトに対してのカイドウのセリフが以下です。

このセリフを素直に読み取れば、カイドウが鬼族だから、その子供のヤマトは鬼の子、となりますね。

さらに鬼族と人間族は種族が違うので仲良くできないとも読み取れます。

ワンピースではまだ鬼族は描かれていないのでどのような特徴があるかは定かではありませんが、カイドウが初めて描かれた鬼族と捉えても良さそうです。

カイドウが人間族ではないとされる3つの根拠

人間族を疑われたカイドウですが、人間族ではないとされる根拠になりそうなものが原作で描かれています。

パンクハザードで行われていた人体の巨大化実験から

パンクハザード編では、人体の巨大化について描かれシーザーが子供たちを実験に利用し、何百年も前から世界政府はこの実験をしていることが明らかになりました。

カイドウとパンクハザードが関連して考察される理由は、PHに入口にあるKEEP OUTのマークから。

カイドウにそっくりですよね。百獣海賊団の海賊機や船首も大きなツノが生えたドクロを模しています。

つまりここから、パンクハザードで行われていた人体の巨大化実験がカイドウと関係していると予想されます。

そこから転じて、カイドウはもともと古代巨人族での血統因子を使って人体の巨大化実験をこなっているのではと考えられます。

ナンバーズとの関連から

ナンバーズとはカイドウがパンクハザードから買い取った古代巨人族の失敗作。

ナンバーズはビブルカードに収録されていて、八茶のプロフィールが明らかになっています。

名前	八茶（ビブルカードNo,1568）
所属	古代巨人族
年齢	188歳
身長	6680cm
出身	パンクハザード
誕生日	10月8日
初登場	97巻981話「参戦」
備考	口調は「ハチャチャ」

このビブルカードによって八茶は失敗作ではなく純粋な古代巨人族である可能性が出てきました。

古代巨人族の子孫の八茶をベースに他のナンバーズが作られていたり、

カイドウは八茶の血統因子を使って作られたとも考えられます。

ナンバーズは誰によって作られたかは判明していませんが、少なくとも何百年も前から研究されている人体の巨大化実験を一歩前進させる程の成果を挙げた天才科学者がいたのでしょう。

現代の天才科学者ベガパンクは、人造悪魔の実であるウオウオの実モデル青龍を作りましたが、スペックは本物同等であれ色がピンクになってしまったことで大失敗と嘆くほど。

天才科学者にとっての失敗の理由は大した理由ではない可能性も大きいです。

古代巨人族の特徴を体現させたナンバーズの血統因子を用いて誕生したカイドウはそれに共通する見た目の特徴を引き継いでいると考えられます。

つまり下記の2パターンの説が考えられます。

• カイドウは古代巨人族の子孫→カイドウの血統因子で巨大化実験をしていた
• ナンバーズ八茶は古代巨人族の子孫→八茶の血統因子でカイドウを作った

鬼ヶ島との関連から

ワノ国鬼ヶ島はドクロドームと呼ばれる大きな大きな頭蓋骨の中に建物を建造した島となっています。

そこには人間が持つには到底無理な巨大な剣が刺さっていたり、そもそも何千人という人を収容できるドクロは誰の頭蓋骨なのかといった謎が多く残されています。

109巻1109話「阻止」では新たな扉絵連載シリーズが幕開けし、沈みゆく鬼ヶ島が描かれたこともあり何か大きな秘密が隠されていることが予想されます。

カイドウが根城にしていたことも含め、カイドウの本当の種族に関わる可能性は大いにあるでしょう。

カイドウの種族を考察！古代巨人族が有力？

カイドウが純粋な人間族かどうか疑わしいように描かれていることがわかりましたが、実際には何族なのか、候補をあげて考察していきましょう。

鬼族

1025話のセリフから、カイドウは鬼族であると考えられています。

一般的に日本の妖怪に代表される鬼の特徴を網羅した風貌からも鬼族と言われて納得できますね。

しかし人間の姿の要素が強いので、人間族と鬼族のハーフとも考えられます。

鬼族も年代を重ねるごとに人口が減り、多種族ととの混血が増えて鬼要素が薄まったとも考えられるのでカイドウ世代の鬼族はツノが特徴的な人間よりの見た目という可能性も。

龍族

龍族は、カイドウが口にした悪魔の実ウオウオの実モデル青龍から連想して考察されています。

ナマズのように長いひげも、龍族の特徴と言われれば納得できそう。

さらに鬼族と龍族のハーフという見方もあり、カイドウの特徴を詰め合わせた予想になっています。

古代巨人族

カイドウの種族として最も有力なのが古代巨人族です。

古代巨人族として登場したオーズと見た目の共通点があること、ナンバーズをはじめとして古代巨人族にゆかりがあることからその可能性が示唆されています。

ツノがあること、体が大きいこと、強さと誰も殺せない強靭さが根拠となっています。

しかしオーズは6700cm、その子孫のリトルオーズJr.でも6000cmあるので純粋な古代巨人かは疑わしいところ。

古代巨人族と現在生存している純粋な巨人族が区別されているのも考慮して、カイドウが古代巨人族ほど大きくないのは、古代巨人族が子孫を残す過程で純粋さを保てなくなったためと考えることができます。

古代巨人族は謎が多く、純粋な巨人族が空白の100年に深く関わっていそうなこと、さらに鉄の巨人エメトが登場したことでも古代巨人族に注目が集まっています。

今後の物語に大きく関わると予想される重要な種族なので、実はカイドウが古代巨人族だったという秘密が隠されていると期待してしまいますね。

人間

最後に、ここまでカイドウは人間族でない前提で話を進めましたが、ワンピースの世界には人間族とはいえ様々な特徴を持った人間が描かれることから、カイドウも人間族であると素直に捉えることもできます。

ビッグマムことリンリンもカイドウ以上の巨体と同等の強さを誇るナチュラルボーンデストロイヤー。

カイドウの種族を疑うのであれば彼女も人間を疑うべきですよね。

57巻SBSの回答が全てで、ツノも特徴のひとつでしかないとすれば人間族の可能性も大いにあります。

そうなると、誰も殺すことができないその強靭な肉体について考える必要もありそうです。

【ワンピース】カイドウは古代巨人族の子孫？巨人族との関係性を考察｜まとめ

今回はカイドウの種族について考察しました！

古代巨人族の子孫である説が有力かつ、本当にそうであれば今後の再登場もあり得そうな展開で期待が高まりますね。

ワノ国編にてその後の消息が不明ですが、扉絵連載では沈む鬼ヶ島が描かれカイドウにゆかりのある鬼ヶ島に秘密が隠されていそうです。

本誌に関わらずビブルカード等でも最新情報を更新していきますのでお楽しみに。