今回は、1095話で判明したバーソロミュー・くまの種族「バッカニア族」の特性について解説していきます。
ONE PIECE随一の鬱展開だったくまの過去編にて明らかになったバッカニア族。
くま本人からその種族について語られるシーンは多くありませんが、サターン聖からの言及も含めるとその歴史にギャップがあることも想像できます。
バッカニア族の特性と、ジョイボーイとの関係性について解説&考察していきます。
種族名は判明したけど全容ははっきりしてませんね。ベガパンクは概ねはっきりわかってそうですね。
【ワンピース】バッカニア族とは?どんな種族か徹底解説!
1095話でサターン聖によって、くまの種族がバッカニア族だと判明しました。
かつて大罪を犯した一族の末裔で、生まれながらに奴隷階級のバッカニア族。
1064話でボニーが語った特殊な種族とはこのことを指すのか、未だ全容が明らかになっていません。
現時点で判明していることを整理してまとめていきます!
バッカニア族とは
「バッカニア」とは、17世紀にカリブ海で活動した海賊の総称で、後の海賊の前身になります。
ONE PIECE世界のバッカニア族についてわかっていることをまとめます。
サターン聖からは、バッカニア族はかつて大罪を犯した一族の末裔で絶滅種だということが語られています。
ポイントは、現在の世界政府から見て、「世界に対して大罪を犯した」ということ。
おそらくジョイボーイに関係の深い人物もしくは種族だったと予想されます。
ベガパンクは1099話で初めてくまに出会った際にその筋肉を調べさせてくれ、とくまの体に興味を持ちサイボーグ化の研究を進めました。
くまの過去編では幼いくまが大きな荷物を持ち上げるフィジカルの強さが描かれましたが、「もっと機敏に動け」と言われていることから素早い動作が苦手な可能性もあります。
イワンコフによるとバッカニア族は巨人族の血を引いているとも言われていました。
バッカニア族には代々、ニカへの信仰があり、伝説の戦士として自由な海へ太陽の下へ連れ出してくれると信じられています。
くまももちろんニカを信じ続け待ち続けていて、ルフィのエニエスロビーでの事件を知り「まるでおれの憧れニカのようだ」とルフィに期待をしていました。
また、世界政府側はバッカニア族はかつて大罪を犯した言いますが、くまやくまの父親からそのような言及がなかったことから彼らの間に歴史の認識の差があると想像できます。
海賊の始祖となるバッカニアとをくまの種族の名前にしたことに深い意味がありそうですね。それこそジョイボーイが海賊と初めて呼ばれたことにも関係しそう。
巨人族 | バッカニア族 |
---|---|
太陽信仰(=ニカ信仰) | 太陽信仰(=ニカ信仰) |
バッカニア族の始祖? | 血を引いている |
身長は12〜13m | 普通の人間に比べて体が頑丈で大きい |
バッカニア族がかつて犯した大罪とは
バッカニア族がかつて世界に対して犯した大罪は判明していませんが、おそらくは空白の100年に関わることでしょう。
空白の100年はジョイボーイが現在の世界政府と戦った歴史の話だと確定しているので、簡単に考えるとバッカニア族がジョイボーイとともに戦ったなどと考察できます。
そもそもジョイボーイがバッカニア族だったとも考えられます。
ジョイボーイがバッカニア族だったとすると、ジョイボーイがニカのようにゴムの性質を持ち空想のままに戦った理由にもなりそうです。
空白の100年は知られたくないのに、かつて大罪を犯したことを公表しちゃうサターン聖の矛盾…。
なぜニカへの信仰がある?
くまのお父さんによると、ニカはバッカニアの家系に代々伝わる伝説の戦士。
いつか自由な海、太陽の下に連れ出してくれると言われていました。
また百獣海賊団のフーズ・フーによるとニカは奴隷解放の戦士とも言われています。
奴隷にされた種族がそれぞれニカを解放の戦士として語り継ぎ、バッカニア族はくまの代まで語り継がれていったのでしょう。
バッカニア族に関する考察
ONE PIECEの世界び存在する種族の共通点として、それぞれ発達した筋力が注目されています。
魚人族であれば腕力が人間の10倍あり、手長族足長族はそれぞれ手足の筋力が強化され、小人族ですらもその姿に似合わないほどのパワーがあります。
バッカニア族も、子供でも大きな荷物を持ち上げるほどの筋力を持っていると言われていました。
そこで、バッカニア族がすべての種族の始祖であると考えられます。
例えばリンリンは幼少期から特大サイズでしたが、両親は普通のサイズの人間族です。
先祖のおおもとを辿ればバッカニア族に行き着くとすれば、リンリンのような突然変異的なサイズ、パワーを持って生まれてもおかしくありません。
バッカニア族が巨人族の血を引いている、ことがミスリードで、巨人族がバッカニア族の血を引いているという結論になります。
ボニーはくまが「自分は特殊な種族だ」と言っていたので、バッカニア族がすべて種族の始祖という特殊な種族だとも読み取れます。
【ワンピース】ジョイボーイはバッカニア族?
バッカニア族と同時に出てきたベガパンクによって語られたジョイボーイに関する情報の関連性について考えていきます。
バッカニア族はくまだけ
現在判明しているバッカニア族は、くまと亡くなっているくまのお父さんの2名です。
くまのお母さんは普通の人間族とのことなので、くまはバッカニアのハーフになり、父親も純血とは限らないので、交配を重ねてバッカニアの血も薄れその特性も薄れてきてそうです。
くまから考えるバッカニア族は耐久力に優れた頑丈な体が特性と考えられます。
バッカニア族のキャラを予想
作中ではまだ判明していませんが、他にもバッカニア族では?と考えられる人物として黒ひげ、ティーチがあげられます。
その根拠は体系がくまに似ていることと頑丈さにあります。
ティーチはヤミヤミの実のデメリットであるすべての攻撃を受け入れるほど体が頑丈です。
常人以上に負ったダメージに耐えていて、白ひげ海賊団からは体の構造が異形とまで言われています。
しかし、ティーチはバッカニア族に伝わるニカへの信仰はなさそうです。
趣味が歴史研究なのでもしバッカニア族であれば自身の種族の研究やかつて犯した大罪についても調べていそうですね。
ジョイボーイはバッカニア族?種族を考察
ジョイボーイがバッカニア族と考察される根拠は「ニカ」が共通している点です。
バッカニア族が信仰しているニカの姿がまさにジョイボーイであることと、ニカが解放の戦士と謳われていることから、ジョイボーイがバッカニア族なのでは?と考察されています。
ジョイボーイは800年前に現在の世界政府を敵として戦っていたので、バッカニア族がかつて犯した大罪とも自然と結びつきます。
ベガパンクの配信で空白の100年に存在したジョイボーイについて言及されています。
万国(トットランド)にいない3つの種族が確定?
951話のビックマムとキングの会話から、万国(トットランド)には3つの種族がまだいないとされています。
ビックマムはすべて種族が集まる国で食卓を囲むのが夢。
- 巨人族(→エルバフとの因縁)
- ルナーリア族(→現存はキングのみ)
- バッカニア族
3つの種族のうち、判明しているのは巨人族と、キングの種族ルナーリア族です。
「1種は歴史の彼方に消えちまったかも知れねェが」というビックマムのセリフから、最後の1種はバッカニア族ではないかと推測できました。
【ワンピース】バッカニア族とは?特性やジョイボーイの関係性を考察!|まとめ
今回は、バッカニア族の特性とジョイボーイの関係性についてまとめました。
絶対的に否定できる根拠もないのでジョイボーイがバッカニア族だと考えられます。
するとバッカニア族側と世界政府側に認識のギャップがありそうだと改めて感じました。
- バッカニア族はかつて大罪を犯した一族で生まれながらに奴隷階級の種族
- バッカニア族には代々ニカへの信仰が語り継がれている
- ニカが共通することからジョイボーイはバッカニア族だと考察
空白の100年編でバッカニア族についても詳しく解明されるといいですね。