今回は、ONE PIECE 1122話「イザッテトキ」の感想、考察をお届けします。
1121話「時代のうねり」はワンピの日に掲載された伝説回となりましたね!
ベガパンクの配信に煽られる世界と我々読者たち…。
1122話はついにジョイボーイが登場!エメトとの会話を徹底解説します。
1121話「時代のうねり」のおさらい↓
本編ももちろんですが、扉絵が!!!これだけで数時間は語れる粋な扉絵でした。
扉絵リクエスト
1122話の扉絵は「22年前に愛知県の少年が描いてくれたスモーカーの絵をマネしてみて」。
渋いスモーカーと、煙には「HREO AC」、ジャケットには「23 UGK」
なんて粋な餞別!!感動しました。
77巻のSBSで判明した話で、23巻のウソップギャラリー海賊団に投稿されたスモーカーのイラストは、デビュー前の堀越先生が送ったものでした。
ジャンプの看板作品の最終回には扉絵で餞別を送ることが恒例となっていたのでどんな形になるかと楽しみにしていました。
堀越先生のワンピースに対する愛も感じますね。
本誌の目次頁の作者コメントも感動。愛されている作品なんだと感じ胸が熱くなりました。
「イザッテトキ」ータイトル回収ー
ルフィの解放のドラムで起動し、五老星に立ち向かったエメトが1120話でジョイボーイの言ってたことを思い出し「使うよ?」と言ったその手段が明らかになりました。
その正体について状況を整理しながらまとめていきます。
その正体は「ジョイボーイの覇気」
ジョイボーイがエメトに託した「いざって時」の秘策は、ジョイボーイの最大級の覇気を結んでエメトの体内に仕込んだものでした。
エメトが体から出るロープの結び目を解くと、強力な覇王色の覇気が放たれました。
ロープの結び目を解くと言えば…
輪っかに結ばれたロープを解いて覇気を解放していましたが、この動作に既視感が。
2年前のナミの修行の地、ウェザリアの天候の科学も同じように、ロープの結び目を解いて風を起こしていました。
ウェザリアの天候の科学が空白の100年に関係するのか。
ハレダス率いる住民たちは空島ビルカ出身で、月の都市名と同じことから、ウェザリア=空白の100年=月に因果関係がある可能性が浮上しました。
覇気を込める
ジョイボーイはロープの結び目に覇王色の覇気を込めたと今回の描写からわかったので、モノに覇気を込めることができると判明しました。
ゾロが所有するおでんの形見の閻魔にもおでんの覇気が込められている描写がありました。
また、決して朽ちることのない強固な石として点在するポーネグリフも、強力な武装色をこめているため破壊できない、という可能性も出てきました。
覇気の汎用性の高さが分かりましたね。
イザッテトキの影響:五老星
ジョイボーイの覇気を受けた五老星は、獣型や人獣型の姿から人間の姿に戻りました。
そして魔法陣の効力も切れたかのように、権力の間に帰されたのです。
マーズ聖はサンジ、フランキー、ボニーがルフィと協力して放った「白い風船(ドーンバルーン)」を受けて先に権力の間に帰還していたようです。
消えた五老星に対してドリーとブロギーは、ロボットが覇気を使うこと、覇気で人が消えることに対して理解が追いついていません。
そして五老星がエッグヘッドから退場したことで、ルフィたちの脱出ルートが確保されました。
五老星の生態について
今回のジョイボーイの覇気を受け、五老星の生態について新たにいくつか仮説を立てられる情報がありました。
人間の姿に戻ったのはサターン聖がマザーフレイムを見たときと今回です。
弱点が存在し、明確なルールがあって獣型を保てない理由がありそうですが、現状の情報では上記のように考えられます。
エメトが放ったジョイボーイの覇気に、一般の海兵は卒倒し、中将たちはなんとか意識を保っています。
さらに、麦わらの一味や挙兵海賊団はジョイボーイの覇気にはあてられていません。
よってジョイボーイの覇気だから、五老星にダメージを与え、イムにも伝わったと考えることができるでしょう。
また、サターン聖以外の4人が権力の間に戻されたのも原因がありそうです。
マーズ聖はルフィに飛ばされて先に戻っていたので、単純に距離が考えられます。
サターン聖を起点とし、何キロ圏内まで行動できるなど。
また覇王色の覇気を受けていたので一瞬でも気を失えば元いた場所に返されてしまうとも考えられます。
ジョイボーイがどんな覇気を込めたかがキーになっていそう!使うタイミングはエメトに任せているのも大事なポイント。
イザッテトキの影響:花の部屋
パンゲア城内のイムがいる花の部屋からは叫び声が。
声の主はイムで、同じくシルエットで描かれる側近のような人も慌てて心配している様子です。
イムはジョイボーイの覇気を感じて息を切らし明らかに動揺しています。
イムとジョイボーイに直接の因縁があったと確定して良さそうですね。
イムがこんなにもわかりやすく動揺するとは…。それにしてももう1人のシルエットは誰???
ジョイボーイが登場
ついに初めて生きてるジョイボーイがシルエットで描かれました!
いざってときにエメトを救えるように、ジョイボーイの覇気をエメトの体に仕込んだ回想シーンとなっています。
ジョイボーイは、エメトに対して、「過去からお前を助ける、いつだってそうだろ!」と言っています。
対してエメトはジョイボーイが大好きでずっとそばにいるみたいと喜んでいました。
ジョイボーイとエメトの関係性は、置き換えればルフィとチョッパー、ルフィとももの助のような関係に感じられます。
おそらく今後登場するジョイボーイの仲間は麦わらの一味がキャラクター性を踏襲していると予想できます。
ジョイボーイのシルエットは麦わら帽子に丈の長いジャケット(マント?)を羽織ったように描かれ、雰囲気はまさにルフィや若かりし頃のシャンクスを思い出させました。
今回で完全に、ジョイボーイはルフィのような人物であると思いました!?
どこにいる?
この回想でエメトとジョイボーイはどこにいるのでしょう?
ズニーシャもジョイボーイの仲間だったので、2人はゾウの背中にいると考えられます。
ゾウは1000年続いた都市と言われているので、現在のモコモ公国の前身に当たるでしょう。
構図的には、ジョイボーイが高いところにいて、エメトは地上に立っているように見えます。
周りの景色はおそらく陸地でしょう。
王になる
イザッテトキ、と判断したエメトはルフィに語りかけます。
エメトはルフィとジョイボーイを重ねていて、ジョイボーイには謝罪を、ルフィにはオマエは死なせないと守ことを誓いました。
ルフィはエメトの「王」という言葉に反応していますが、過去にも王という言葉に対して意識的に反応しているシーンが何度かあります。
ルフィは海賊王になるので、海賊の王を目指しルフィの敵となるものと戦ってきました。
エメトがジョイボーイに対して王にできなかったことに対して謝っていますが、これからは何らかの形でルフィを王にするために力を貸してくれるのでしょうか。
そしてエメトはルフィの名前にDがつくことへ興味を持っている様子でした。
ジョイボーイとDに関係があったことがわかります。
ルフィはわかりやすいように「王」に反応している気もしますね。夢の果てに関係するのか…?!
ベガパンクの配信
1122話でも配信は続いていましたが、今回でおそらくほぼ確定で配信終了でしょう…!!
五老星らの猛攻により、配信は途切れていますが、今回も重要な部分が聞き取れないようになっています。
ジョイボーイは彼の代わりに果たせなかったことをやり遂げる人物を待っている、と言ったようなニュアンスで続きそうですね。
フィーリングでの予想です!配信の穴埋めは現状、妄想でしか語れませんね。
コビーの決意
ワンピースを手にした者に世界は委ねられると煽られ、コビーは第2話のルフィと出会ったときを思い出します。
あなたの夢を 阻止しなくちゃ!!!
コビーの海軍としての正義を感じる一言ですね。
コビーにとって、敵でありながらも友達で憧れの存在だから、「ワンピース」と聞いてまず思い浮かぶのはルフィの顔。
しかしそれでも、コビーは自分の正義を曲げずにやるべきことをまっすぐ見据えています。
SWORDの結論は未だ解明されていませんが、海賊がワンピースを手にすることへ危機感を覚えているので、SWORDが海軍を裏切るシナリオは可能性が低くなったと感じます。
SWORDの考察のヒントにもなりそうですね!
カリブーと黒ひげ海賊団の動向
1107話でヴァン・オーガーとカタリーナ・デボンに対面したカリブーがティーチに会わせてくれと懇願していた続きが描かれました。
カリブーは麦わらの一味と行動を共にしたことで、ポセイドンとプルトンの情報を持っています。
1122話でカリブーが黒ひげ海賊団と合流する流れになりましたが、これらの情報がティーチに渡るとかなりの脅威になりますね。
とはいえティーチも見ず知らずのカリブーを信用するのか…。
魚人島とワノ国に危険が迫る予感がします。
【ワンピース最新話】 1122話「イザッテトキ」【感想・考察】|まとめ
今回は、ワンピース1122話「イザッテトキ」の感想と考察をお届けしました。
初めて空白の100年の間に起きたであろう出来事が回想として描かれました。
五老星はエッグヘッドから退場し一安心。
エルバフ編がそろそろ始まるか、その前に重大な情報がもう一つ出てきそうな気配が…。
今週は合併号!お盆明けに会いましょう!