今回は、ONE PIECE 1126話「落とし前」の感想、考察をお届けします。
エッグヘッド編が終幕し、ついに新章へと突入した1126話では、ワノ国編、エッグヘッドでの事件の裏で起きていた世界情勢が明らかに。
そして麦わらの一味はまたもバラバラに…?
急展開の1126話の感想と考察をまとめていきます!
全話のおさらい↓
1126話の優勝はいろんな表情が見れたシャンクスに!
扉絵連載「ヤマトの金稲荷代参」
vol.14は「そば屋九里の娘達が行方不明と聞く」と題してお蕎麦を食べながら難しい顔をするヤマトが描かれました。
人攫いが描かれ、港友さんが行方不明になり、そば屋の娘達も行方不明に。
犯人はカイドウの残党か、黒炭の残党か。その目的とは。
行方不明事件をヤマトが解決し九里を収めるのか、次の展開を待ちましょう。
赤髪海賊団とバルトロメオ
ドレスローザ編の終幕では、麦わら大船団が大きな事件を引き起こすという煽りと共に物語が終結しました。
その後の扉絵連載ではルフィが大好きなバルトロメオが四皇シャンクスの縄張りを荒らす事件が描かれ、ワノ国編ラストではバルトロメオをきっかけにルフィと会うことを拒んだシャンクス。
今回1126話ではバルトロメオと赤髪海賊団の「落とし前」がつけられました。
扉絵連載23弾(86巻869話〜87巻875話) 押し掛け麦わら大船団物語vol.6〜10 バルトロメオ編 | ルフィグッズを売り付け、シャンクスの旗を燃やす |
104巻1054話「炎帝」 | ワノ国近海にいるも、バルトロメオの一件があるためルフィとは再会せず |
事件の概要
エッグヘッド事件から1ヶ月以上前に時は遡り、新世界はガルテル島で事件は起きました。
バルトクラブ船長“人喰いのバルトロメオ”が、四皇赤髪のシャンクスのナワバリを荒らし、旗を燃やしたことを引き金に生死を分ける事態へ発展しました。
バルトロメオの愚行により、シャンクスは旗への信頼が失われ、友人が危険に晒されると許すことはしません。
ホンゴウがバルトロメオに差し出したのは、飲めば激痛とともに全身から血を吹き出し絶命する猛毒。
1ヶ月以内にルフィに飲ませ、親分に責任を取らせると選択を迫りました。
バルトロメオは迷いなくその小瓶を口に含み猛毒を飲むと、ルフィへの思いを語り死を覚悟します。
無慈悲な表情でバルトロメオを見つめるシャンクス。
その次のコマではさっさと船をだし逃げるバルトクラブが描かれ、猛毒は嘘で赤髪海賊弾団がルフィを殺す気はなかったのだと安堵、四皇とは言え「案外甘ェんだべな」と余裕を見せました。
終始ゴミを見るような目でバルトロメオを見るシャンクス。ルフィへの思いを語るロメ男にニヤニヤしてしまうのを我慢していたんですね。
バルトロメオ海賊団が生死不明に
そんなバルトロメオを見たシャンクスは、ルフィがこれほどにも慕われていること嬉しく思い頬がゆるんでいます。
バルトロメオと赤髪海賊団の事件もこれにて解決かと思いきや、ウソップの父で狙撃の名手、ヤソップがシャンクスをどかし「ゴーイングルフィセンパイ号」へ銃口を向けます。
爆炎をあげて大破する船、ガルテル島沿岸にてバルトロメオ海賊団の船が撃沈し生死不明となりました。
黒ひげ海賊団
続いては同じく四皇・黒ひげ海賊団がハチノスへ終結。ティーチが勝者島(ウィナー島)から帰りハチノスで起きた事件を報告する会が描かれました。
未だその行動の目的や真意が掴めない黒ひげ海賊団は不穏が残りますが、安心できる嬉しい情報もありました。
まずは、コビー奪還のためにSWORDがハチノスへ攻め入りコビーを逃したことを受け、ティーチはアバロ・ピサロに激怒します。
ベガパンクの配信を聞いたティーチは、このようにいいます。
これまで周到に四皇という立場まで上り詰めたティーチが、必要とするコビー。
しかしそれ以上に価値のある人物を捕らえたと知ります。
コビーというキャラクターの重要性が再確認できるセリフですね。ワンピース争奪戦には欠かせない人物です。
ガープの生存確定
クザンによって凍らさ生死不明となっていたガープの生存が確定しました!
クザンに言わせると、「殺したつもりが生きていた」そう。
鎖に繋がれているガープが今後ティーチにとってどれほどの価値をなすのか、またクザンの本当の目的は何でどのように果たされるのか。
黒ひげ海賊団が本格的に動き出すとき、明らかになるでしょう。
サウロが生きていたことを受け、ガープも殺していないと希望的観測を強めに抱いていましたが、やはりクザンは殺していませんでした。その真意とは?
モリアの生存確定
怒れるティーチに油を注ぐ情報として、まずはモリアを逃がされたとピサロが語りました。
というわけで、アブサロム奪還のためにハチノスにきたモリアのその後の動向が不明でしたが、取り急ぎ生きていることがわかりました。
ペローナとコビーの交渉が成立した結果、助け出されたのかと思われます。
ペローナとモリアが無事逃げ出せたとして、その後どこへ身を隠すのか、どのような立ち振る舞いで、ワンピース争奪戦に関わってくるのか、注目です。
ハチノスに捕らえられていたのは、カゲカゲの実の重要性を考慮した上なのか。モリアもキーマンになってくるのでしょうか?
三つ目娘も手に入れた
ガープを得て景気が良くなった黒ひげ海賊団。
旧四皇はビッグマム海賊団から三つ目族のプリンも捕らえていました。
クザンとヴァン・オーガーがWCIのカカオ島からプリンを誘拐したわけですが、その理由がやはり「三つ目族」であることだとわかりました。
ティーチも三つ目族の真の開眼を期待しているのでしょうか。
三つ目族の開眼は万物の声を聞く力が備わると想定されています。だからこそ絶滅を望まれている稀有な種族…。
ラフィットの動き
ハチノスにいるティーチが電伝虫で連絡を取ったのはラフィット。
海軍会社「UMITシッピング」本社にラフィットはいました。
海軍ではなく海運会社ですかね?UMIT(ウミット)と言えばビッグマムのお茶会で登場した海運王、深層海流ウミット。彼が経営する会社でしょうか。
革命軍の動向とその経過を偵察しているようでした。
革命軍による聖地マリージョアの兵糧攻めは、現在も継続しているようです、
海軍がなんとか確保した食料を運んだ時には必ず「赤い港(レッドポート)」のボンドラは故障。
そんな様子を眺めているラフィットに対しティーチは「楽しんでねェで準備を整えろ」といいます。
さて、準備とは。黒ひげ海賊団がマリージョアに向けて何か仕向けようとしていることがわかりました。
海運会社でしたね!マムのお茶会に来ていたくらいだから闇に通じていると思われますが、何を運ぶ会社なのか…。
カリブーがハチノスに上陸
同じ時間帯に、ハチノスに到着したのはエッグヘッドに現れたカタリーナ・デボンとヴァン・オーガー、そして重要な情報を握っているカリブーです。
ピサロのシマシマの実の力に驚いき騒いでいますが、カリブーが古代兵器プルトンやポセイドンの情報をティーチに渡すことで世界情勢がさらに混乱していく可能性が高まりました。
麦わらの一味に事件が起きる
冒頭はちょい見せ通りオイモとカーシーがW7後の動きを語っています。
リトルガーデンでは拳で殴り合うドリーとブロギーが。
オイモとカーシーがリトルガーデンへ行っていた
100年の戦いを続けるドリーとブロギーが、今もなお戦い続けていると知ったオイモとカーシーはW7でルフィたちと別れた後にリトルガーデンへ行っていたことが明らかになりました。
すると2人は武器を持たずに殴り合っていたと聞き驚く一同。
我々読者は扉絵でその様子を見ていますが、決着が死で決まる決闘を殴り合っていたとはオイモもカーしーも驚いたでしょう。
武器は「訳あって折れた」と笑いますが、それを知るのも読者のみ。
15巻129話「まっすぐ!!!」でルフィたちの航路を切り開くために2人が放った「覇国」によってそれぞれの武器が折れてしまいました。
巨人族は器も大きい!
麦わらの一味と巨人族の宴
幻覚を見るから気をつけろと言われるほどの強い酒「アブサン」を飲みながら宴をする麦わらの一味と巨人族。
全員がにこやかに楽しそうに、ゾロでさえ笑顔で肉と酒で宴を楽しんでいます。
そして、全員が酔っ払った果てに事件が起こるのでした。
ボニーとクマが約束を叶える
そんな最中、船にで静かに親子の時間を過ごすボニーとくま。
くまの腕に抱かれたボニーは「やっと一緒に見れたね」と水平線を一緒に見るという約束が果たせたことを喜び、くまも微笑みます。
幸せな時間を過ごすボニー、しかしくまのことを思うと胸が苦しくなる、そんな一コマでした。
ルフィたちが海上ではぐれる
エッグヘッドを出航して2日が経過するも、未だにエルバフに到着できずにいた一行。
酔っ払って起きたらサニー号がはぐれてしまいルフィがいない事態に。
巨兵海賊団の船「グレート・エイリーク号」にいるのは、ブルック、ロビン、フランキー、ジンベエの大人組。
またもや一味が別行動をする展開になってしまうのでしょうか。
リリス、ボニーもグレート・エイリーク号に残ったまま。ボニーはジンベエの着物の裾をにぎっていて可愛いです。
目覚めたナミの居場所は?その姿は?
場面が変わり、仲間の声で目を覚ましたナミ。おそらくルフィが声をかけたと思われます。
そこはレゴブロックのようなもので内装された建物の中。
ナミの衣装も変わり、背中には剣をさし、ファーのようなマント、膝下までのブーツを履いています。
グレート・エイリーク号で確認できなかった、ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパーが一緒にいると思われます。
共通点は東の海からアラバスタまでの初期メンバー。
場所も、なぜどうやってはぐれたのか、丁寧に隠されていますね。
謎に包まれた新章突入!すんなりエルバフに辿り着かない感じが、エルバフ編で明かされる重要情報の大きさが想像できます。
【ワンピース最新話】1126話「落とし前」【感想・考察】|まとめ
今回は、ONE PIECE 1126話「落とし前」の感想と考察をお届けしました。
ルフィへのまっすぐな忠誠を見せたバルトロメオと、四皇として誇り高き姿勢を貫いた赤髪海賊団が描かれました。
さらにハチノスでは黒ひげ海賊団の動向も知れ、ガープの生存が確定。
麦わらの一味は一部行方不明と謎だらけの新章突入となりました。
- バルトロメオ海賊団がガルテル島近海にて生死不明
- ハチノスではガープが生きて捕らえられ、モリアは生きて逃げ出していた
- 革命軍による聖地兵糧攻めは継続して成功中
- 黒ひげ海賊団は何かを仕掛けるために準備中
- サニー号が遭難
バルトロメオにもシャンクスにも肩入れしてしまい胸が苦しくなる展開に。そしてどうなる?エルバフ編!一味揃っての上陸が叶うといいですね。