【ワンピース扉絵連載】エネルのスペース大作戦あらすじ解説【伏線考察】

今回は、短期集中表紙連載の第9弾「エネルのスペース大作戦」のあらすじ解説と、伏線や今後のストーリーに関わる考察をしていきます。

【ワンピース扉絵連載】「エネルのスペース大作戦」あらすじ

44巻428話から49巻474話まで全38話。

ルフィに敗れたエネルは方舟マクシムで限りない大地（フェアリーヴァース）へ旅立ちます。

月に降り立ったエネルはスペーシ中尉と出会うと、宇宙海賊と戦い、古代都市を発見て…。

各話タイトル

vol.1「限りない大地（フェアリーヴァース）へ」

方舟マクシムに乗ってエネルが向かった先は「限りない大地」と称した月でした。

vol.2「到着!限りない大地」

月に降り立ったエネルは堂々とその地に足をつけて…。

• 気になる①宇宙でも呼吸可能、重力はなさそう

vol.3「気配ある穴ボコ」

エネルは月の表面に巨大な穴ボコを発見し、何やら気配を感じた様子。

• 気になる②気配はマントラで感じた？→宇宙でも覇気は使える

vol.4「穴ボコに誰かいる」

穴ボコには縄はしごがかかっていて、降りてみると誰か倒れていました。

vol.5「ひとまず攻撃」

そのものが倒れているにも関わらずエネルは雷で攻撃。

・気になる③宇宙でも雷が出る

vol.6「恥ずかしながら‼︎生き残りました‼︎」

エネルの攻撃を受けるも、それをきっかけに目を覚ましたように敬礼する小さな兵士。

戦闘の跡が残る小さな兵士にエネルも「？」です。

vol.7「スペーシー中尉敵前逃亡の無念」

穴ボコで出会った小さな兵士はスペーシー中尉で、エネルは彼と共に穴ボコから出ていました。

何らかの敵から逃亡したスペーシー中尉は警戒しながら進みます。

エネルは不思議な顔をしてスーペーシー中尉についていくと…。

vol.8「かつての戦場」

スペーシー中尉は同じような見た目をした小さい兵士たちが倒れているのを発見し涙を流します。

甲冑やヨロイをつけた兵士たちはスペーシー中尉の仲間でしょう。

エネルは相変わらず状況が読めずに首を傾げています。

• 気になる④服装：スペーシー中尉→陸軍風＋ライフル、他→兜風＋刀、ヨロイ風＋剣、西部劇風＋ライフル

vol.9「忍び寄る影」

スペーシー中尉は仲間の無念に涙し、エネルがそれを眺める背後に謎の影が忍び寄り…。

vol.10「スペーシー中尉、宇宙海賊にやられる」

スペーシー中尉を背後から銛のような武器で突き刺したのは宇宙海賊。

宇宙海賊はひげがあって鼻から口が犬のよう。ハットのような帽子を被りドクロマークがあります。

腕とお腹の辺りには時計か温度計のようなものがついている服装です。

エネルはその様子に頭を抱えている様子。

• 気になる⑤宇宙海賊？？
• 伏線→エースがルフィを守って赤犬に貫かれるシーンと構図が同じ

vol.11「容赦なし。宇宙海賊」

スペーシー中尉は倒れ、宇宙海賊はエネルにも攻撃を仕掛けます。

しかし雷。物理攻撃は効きません。

• 気になる⑥宇宙海賊は覇気使いではない？

vol.12「不届き者に神の裁き」

攻撃してきた宇宙海賊に対してエネルは蹴り飛ばして反撃します。

宇宙海賊のドクロマークは頭が長いです。

vol.13「大爆発」

宇宙海賊を倒したエネル。近くで大爆発が起きました。

vol.14「私の大地（ヴァース）‼︎無条件の怒り‼︎!」

月が爆発し、大地が壊されたとエネルは大激怒します。

vol.15「宇宙海賊　月遺跡発掘計画」

爆発の原因は宇宙海賊による月の遺跡発掘計画のためでした。

犬の宇宙海賊（船長？）とくまのような宇宙海賊、後ろにはワニのような宇宙海賊がいます。

犬の宇宙海賊は学者のような宇宙人（？）と話をしているようで、彼らの後ろには宇宙海賊船と思われる飛行物体と巨大なナマズ（？）が建物に触れています。

• 気になる⑦月に遺跡がある
• 気になる⑧宇宙海賊が遺跡を発掘する目的
• 気になる⑨宇宙の生物たち（種族？）

vol.16「降臨」

宇宙海賊が拳銃のようなもので指した先にはエネル。

大爆発が起きた先に宇宙海賊がいたので、エネルは宇宙海賊船に乗り込んでいました。

vol.17「走馬灯-カラクリ島で生まれたあの日-」

場面が変わりスペーシー中尉の走馬灯が描かれました。

スペーシー中尉はあるおじいさんによって造られたロボット兵だったのです。

• 気になる⑩カラクリ島とからくり島
• BLUE DEEP：ツキミ博士はバルジモア出身、誰も知らない高度な技術を持っている

vol.18「月見大好きスキミ博士」

おじいさんはお月見が大好きなツキミ博士。スペーシー中尉を含めてロボット兵は4人います。

ツキミ博士を挟んで仲良く団子を食べながら月見をしていると…。

vol.19「月見してたら月が爆発」

突然月が爆発し、ツキミ博士もロボット兵もびっくり顔です。

vol.20「月見だんごがのどにつまって涙の別れ」

そうして驚いたツキミ博士は月見だんごが喉に詰まって亡くなってしまったのでした。

棺の中のツキミ博士は穏やかに眠り、彼との別れにロボット兵たちは涙を流します。

• 気になる⑪ロボットでも感情がある、涙が出る

vol.21「いざ、月へ‼︎」

ツキミ博士の敵討ちか、スペーシー中尉をはじめロボット兵たちは月に向かいます。

• 気になる⑫月への移動手段は風船

vol.22「博士の敵‼︎男にはやらねばならない時がある」

月に着いたスペーシ中尉たち、目の前には爆発を起こした宇宙海賊がいました。

武器を構えるロボット兵たち。宇宙海賊が悪そうな顔をして立ちはだかります。

その背後にも無数の宇宙海賊がいて…。

• 気になる⑬宇宙海賊のハットに傷→帽子ではなく頭の形がハット型？

vol.23「無念‼︎強すぎた宇宙海賊」

走馬灯のように振り返ったスペーシー中尉は涙を流しながら、宇宙海賊の強さに敗れたことが無念でなりません。

vol.24「神の裁き」

スペーシー中尉が泣いていると、大きな雷の音が響き、宇宙海賊船と建物が破壊され飛び上がりました。

vol.25「なすすべなしの宇宙海賊」

エネルの雷になすすべなしの宇宙海賊は軒並み攻撃を受け、周囲の建物は破壊されています。

vol.26「不届きっ‼︎」

エネルは宇宙海賊もろとも殲滅しました。

vol.27「博士のカタキのお礼を言いたい」

宇宙海賊を壊滅させたエネルに、スペーシー中尉はお礼を言いたいとかけ寄ります。

担架に仲間を乗せてやってきたスペーシー中尉は…。

vol.28「とりあえず攻撃」

ツキミ博士の仇を討ってくれたとお礼を言いにきたスペーシー中尉を、エネルは全員に雷で攻撃しました。

vol.29「宇宙海賊が掘り当てたもの」

そうしてエネルは周りを見渡すと穴ボコに洞窟の入り口のようなものを発見しました。

vol.30「月の地下に眠るものは」

入り口まで近づくと地下に続いているようです。

先ほど攻撃したスペーシー中尉たちを置いて進むと…。

vol.31「闇に浮かぶ地下の都市」

地下には暗がりに大きな古代都市が存在していたのです。

vol.32「とりあえず都市に攻撃」

意味がわかりませんが、エネルはとりあえず古代都市にも雷で攻撃。

vol.33「古代都市にほとばしるエネルギー」

エネルの雷撃によって古代都市にはエネルギーがほとばしると、灯りで照らされスペーシー中尉にそっくりな人物が大量に並んでいるのがわかります。

• 気になる⑭エネルの雷は古代のエネルギーと同様？
• 気になる⑮羽が生えた古代都市の住民

vol.34「充電完了‼︎感謝された破壊者」

エネルを真ん中に、それぞれ充電された兵士たち。

スペーシー中尉と仲間たちはエネルの雷撃によって復活し、古代都市の羽が生えた兵士たちも雷によって充電されたようです。

スペーシー中尉たちも古代都市の兵士たちに驚いている様子。

エネルはよくわからず首をかしげています。

vol.35「壁画に学ぶ。太古に生きた翼を持った”月の人”」

エネルとスペーシー中尉たちは、古代都市の壁画を眺めてこの都市について学びます。

太古に生きた”月の人”は翼をもち、まるでシャンディアのような見た目をしていました。

そして”月の民”が何やら動かしているのは先ほどのロボット兵。

エネルはよくわからないのか首を傾げています。

vol.36「月の都市その名も”ビルカ”。資源不足で青色の星へ飛ぶ」

壁画によると、月の都市の名前は「ビルカ」。

資源不足によって青色の星（ルフィが冒険する星）に降り立ったようです。

月にはロボット兵が残され、月の人もロボット兵も涙をしている様子。

• 気になる⑰月の都市ビルカ、エネルの故郷も空島ビルカ
• 気になる⑱月の都市の資源とは？
• 気になる⑲月の人は風船のようなものを持ってる→スペーシー中尉たちの月への移動手段と同等か

vol.37「ふり返ると忠誠を誓う部下と広がる大地（ヴァース）」

古代都市から出たエネル。そばにはスペーシー中尉たちと古代都市にいた兵士たち。

彼らはエネルに忠誠を誓ったようです。

最終回「燃料満タン!立ち上がるエネル軍団‼︎」

エネルの雷によって充電満タン。彼らはエネル軍団として立ち上がり表紙連載は最終回となりました。

【ワンピース扉絵連載】エネルのスペース大作戦【伏線・考察】

これまで原作では登場していない月という新たな舞台で展開されたエネルの扉絵連載は、ONE PIECEの根幹に関わるような伏線がたくさんあると話題です。

扉絵の内容と、最新話時点での内容を踏まえて考察していきます。

月の古代都市の壁画に描かれていたこと

1. 羽の生えた民族
2. 羽の生えたカラクリ（ロボット）
3. 風船
4. マザーフレイム？
5. 古代文字？

月の民はその装いと羽が生えていることからシャンディアを思わせる見た目です。

月の民が作っているのはスペーシー中尉にそっくりなカラクリたち。高度な文明を持っていたのかと想像できます。

そして資源不足によって月から青色の星に飛び立つ際には、月の民は風船のようなものを持ち、カラクリたちと涙の別れを惜しんでいるようです。

110巻1114話で明かされたベガパンクの発明、マザーフレイムを思わせるような半円の模様も描かれています。

カラクリたちの後ろには何かの文字のようなものも。月の古代文字でしょうか。

壁画から考えられることは、月の民には羽が生えていて、カラクリロボットやマザーフレイムのようなものを製造できる技術と資源があった、ということになります。

雷と月の古代のエネルギーの関係

エネルの雷撃によって倒れていたスペーシー中尉たちが復活したように、月の古代都市に眠る羽の生えたカラクリたちもエネルの雷撃で眠りから覚めました。

つまりは雷が月の古代のエネルギーに相当するものと考えられます。

もしくは、エネルの雷撃がゴロゴロの実によるものなので、悪魔の実ゴロゴロの実そのもののエネルギーが古代のエネルギーと関係する可能性もあります。

月の民の技術で作られたものと、ツキミ博士の発明には共通するものがあり、どちらも雷が動力になっています。

雷がエネルギーになるのはあくまでも月においてで、青色の星の古代のエネルギー（ベガパンクに言わせればマザーフレイム）とは別物と考えた方が良さそうです。

宇宙海賊は何者？

ツキミ博士の仇でエネルにも迷わず攻撃をした宇宙海賊たちは、どれも動物のような見た目をしています。

エネルへの攻撃は通じなかったので覇気は使えなさそうです。（しかしこの表紙連載が2年前なので現在は不明）

彼らは月の遺跡を発掘するために爆破させていましたが、海賊と冠するものたちが遺跡を狙う理由も気になるところ。

【ワンピース1138話「神典」】ハーレイに月の民が描かれた？

1138話「神典」ではエルバフに太古から伝わるハーレイの内容が明らかになりました。

そこでは月と方舟マクシムのようなおおきな船が描かれ、月の民が青色の星に降り立ったことがこちらの世界でも証明されたような絵が描かれました。

さらに「第二世界」の内容では、「月の人は夢を見た」と記されました。

ジョイボーイの仲間だったかは定かではありませんが、連合国側には反対する立場だったことが内容から伺えます。

ハーレイに月の民が登場しているので、彼らが青色の星で子孫を残し歴史に深く関わり今後も重要な人物になると考えられます。

【ワンピース扉絵連載】エネルのスペース大作戦あらすじ解説【伏線考察】｜おわりに

今回はONE PIECE短期集中表紙連載「エネルのスペース大作戦」のあらすじとこれにまつわる考察を紹介しました。

これまでの表紙連載をまとめた記事もあるので見てみてくださいね。

1138話「神典」で明らかになったエルバフに太古から伝わるハーレイとは？！