今回は、ONE PIECE第1114話「イカロスの翼」についての感想と考察をお届けします。
2024年24号最新話はワンピースの確信をつくような衝撃的な展開になりました。
ベガパンクの死後から10分も立たずに世界は騒然。
世界各国の懐かしのキャラクターまで登場しそれぞれの反応も意味深なものが多いですね。
1114話の重要なポイントを押さえながら読み解いていきましょう。
扉絵連載
ヤマトが主人公の扉絵連載が始まりいよいよ物語がスタートしました。
錦えもんからヤマトへの頼み事は閻魔堂まで康イエに変わって刀を納めに行くことでした。
描かれている刀は鞘の絵柄から康イエの刀でしょうか。
白舞の閻魔堂は原作でもゾロが日和と一時的に身を潜めたり、回想では傳ジローが怒りに震えていたシーンで描かれていましたね。
今回もヤマトが訪れるにあたって閻魔堂でなにが起きるか注目です。
ワノ国編で最後に回収されなかったホーキンスやドレークの行方も知れたらいいですね。
世界の反応
ベガパンクの配信を聴いている世界各国の様子が描かれ、懐かしい顔ぶれも見えましたね。
気になる表情を見せるキャラクターもいましたのでひとつずつ確認してきましょう!
新世界「海軍本部」
海軍本部にも激震が走っていました。
ヒナをはじめとする大佐の面々が驚きをあらわにしている次のコマでは元帥サカズキが描かれています。
サカズキの吹き出しは「・・・・・・」のみで何も語りませんが、何か知っていそうな意味深な表情です。
もしかすると元帥はある程度の範囲で世界の秘密を知らされている可能性もありそうですね。
嘲りの町「モックタウン」
ルフィたちが空島の情報を集めるために上陸したときのような嘲笑が起こっていました。
気になるポイントは映像電伝虫を所有していて、その映像電伝虫にドフラミンゴのマークがあったこと。
改めてモックタウンはドグラミンゴのナワバリだったのかと予想できます。
水の都「ウォーターセブン」
パウリーの驚いた表情も少し意味ありげに見えるのと、アイスバーグが描かれていないことも何か意図がありそうです!
W7の浸水問題も深刻ですが、さすがに世界が海に沈むことに対しては驚愕のようです。
海底監獄「インペルダウン」
インペルダウンでは収監されいてるドフラミンゴが登場、その発言に注目です。
まず、5mの海面上昇でたいがいの都市は全滅してしまうこと。
先日の海面上昇は1mでその原因はルルシア王国を襲ったイム様砲(俗称)です。
後述するマザーフレイムとも関係していそうですが、単純に言えばあと4回のイム様砲で世界は海に沈みます。
先日のイム様砲が未完成、もしくはさらに改良されていれば4回どころかあと1回でも海面が5m上昇する可能性はあります。
そう考えると案外、時間がないのでシビアな問題ですね。
次にドフラミンゴの「引っ越す」「高い場所へ」といったセリフ。
過去にも海面の上昇が危ぶまれたことをきっかけにかつての20の王国の王たちは極端に高い場所にあるマリージョアへ引っ越したとも考察できます。
空白の100年の歴史に触れる考察はキリがありませんが、ドフラミンゴの発言は興味深いですね。
ドフラミンゴが空白の100年に関してどこまで知っているかは今後の注目ポイントになりそうです。
魚人島「リュウグウ王国」
ネプチューンが何も知らなさそうな様子が意外な反応でした。
世界が海に沈むことと方舟ノアは何か関係がありそうなので今後の情報に注目です。
未来島「エッグヘッド」
エッグヘッドに召集された海軍中将らはベガパンクの発言を信じずに、デタラメだと憤っています。
そしてこれ以上核心に触れないよう、麦わらの一味は二の次に、配信を止めるために翻弄する五老星でした。
その他
その他の1コマで登場した各国のキャラクターです
ロングリングロングランドはトンジットさんが相変わらず竹馬に乗っていますが、竹馬の足元に波のような模様が描かれていたことが気になりました。
海賊島ハチノスはクザンも何をか知ってそうな神妙な面持ち。
マリージョアは天竜人が極端に怒りを示していました。
一方、シャルリア宮は空白の100年という単語すら知らない様子です。
怒っている天竜人は男性の様子で描かれ、「早くコイツを黙らせろ」と怒っているので知られてはいけない秘密があるようにも捉えられます。
単に電波ジャックされていることに怒っている可能性も十分ありますが、、、対照的な反応を見せた天竜人なのでここも気になるポイントでした。
東の海オレンジの町はブードルと町の女の子が描かれ、少女は「せかい」という本を読みながら20人の王様が力を合わせて世界を作ったと教えてくれています。
女ヶ島アマゾンリリーはマーガレットが顔を見せました。
サウロの生存確定
1114話はとんでもない情報とさまざまな衝撃で感情が忙しい回になりましたが、ここもびっくり。
ハグワール・D・サウロの生存が確定しました。
変わらず「デレシシシ」と笑っていますね。
エッグヘッド上陸から間も無く、正がロビンへオハラを訪れたこと、ある巨人がオハラの文献を管理していたことが告げられてからの回収となりました。
ここも後ろ姿だけが描かれているのも意図がありそう。
火の傷の男かとも噂されているので正面の様子が知りたいですね。
ベガパンクの配信
今週の本題、ついに始まったベガパンクの配信内容について解説、考察していきます!
ここで明かされる内容が今後起こる巨大な戦いのきっかけになるかもしれませんね。
海に沈む
先週に引き続き、「海に沈む」とはどういったことか説明が始まります。
全世界を襲う巨大地震が起こりその影響で海面が約1m上昇し、その地震は自然災害ではないと言います。
もちろんその巨大地震は配信当日に起きていて、海面の上昇によって人が住めなくなった島もありました。
配信映像を撮り終えてから、ベガパンクの作ったセンサーと計算によって地震が起こることを割り出したとされます。
地震の起きた日と配信日が重なったことは偶然でしょうか、いずれにせよ世界の人々はそれにも驚いていましたね。
おそらく、ルルシア王国消滅イム様砲を検知→映像を撮影→当日に至る流れでしょうか。
ルルシア王国の消滅から巨大地震までは1週間あるので検知から撮影の期間も同じですね。
そこで配信のトリガーを心肺停止にすると決めたのも、これから起こることの予測がついていた天才らしい思考回路です。
ベガパンクが犯した2つの罪
以前から気になっていたベガパンクが犯した2つの罪についても本人からの言及で明らかになりました。
マザーフレイムの製造ー太陽に近づきすぎたー
マザーフレイムはベガパンクが夢にみた世界に平和をもたらす永遠のエネルギー。
前にもベガパンクから説明があったように、ベガパンクが求めるエネルギーに近づくと古代のエネルギーにたどり着くそう。
マザーフレイムについては以下で述べます!
歴史の本文(ポーネグリフ)の研究
配信での説明の通り、空白の100年を知ろうとすると歴史の本文を読み解くしかないがそれは政府によて禁じられているので罪を犯したと。
オハラの研究を受け継いで、いくつかの歴史の本文を解読し、研究を進めたと続きます。
ロビンの過去編でオハラの全知の木の地下に歴史の本文が1つあったことが描かれていましたが、歴史の本文は1つではなかったようです。
空白の100年の核心をつく情報が続きますので以下で詳細を述べます!
マザーフレイムーMother Flameー
今回でやっと姿を見せたマザーフレイム、その様子は大袈裟な機会の中で小さな炎の火種が培養液のような液体に浮いている姿でした。
マザーフレイムに書かれている「A&Mu」は「アトム(原子)」ですね。
「S-108」ははっきりしませんが、S-108の数字にまつわる事柄はいくつかあるので紹介します
考えすぎな感じも安直な感じもあるのでどれもピンとこないのが正直な感想です。
これから確定するキーワードや解説があるといいですね!
また、マザーフレイムは兵器ではなく、エネルギーのことでした。
以前、悪(リリス)は消えない炎があれば太陽も作れると言っていましたが、マザーフレイムが完成すればということでしょうか。
小さな火種を完全な太陽にするのか、また政府、五老星はどうやって活用したいのか、気になることだらけですね。
マザーフレイムに関する記事はこちら!
空白の100年
ここで改めて空白の100年についてベガパンクの口から説明があったので整理します。
我々読者にとっては当たり前のように知っているワードですが、マリージョアに描かれた天竜人のシャルリア宮はその単語すら知らない様子でした。
ここで疑問なのが、「空白の100年」の認知度です。
シャルリア宮は認知していない単語だったとして、怒れる天竜人たちは知っていての怒りだったのでしょうか。
また、オレンジの町では少女が「せかい」という本を抱えて20人の王様が世界を作ったと、物語に書かれていただろう話をしています。
この少女は、おそらく政府発行の本によって明らかに「空白の100年」という単語すら知られないように教育されているように見えます。
その歴史の研究が罪であるから、何が罪かを理解するための共通認識として知っている前提だと解釈していましたが、
ベガパンクがあまりにも丁寧に説明したので基本的には知られていない前提だったのでしょうか。
何より天竜人さえ知らないということが今回の疑問の発端でしたので、今後の情報に期待です!
この海で最初に‘海賊’と呼ばれた男
1114話で最大の衝撃的情報だったジョイボーイについてまとめていきます!
最初に、今回の話で分かったことが以下です。
ジョイボーイという言葉が初めて出てきたのは魚人島編の628話で歴史の本文を読んだロビンからでした。
そして今回1114話でやっと素性が明らかになったジョイボーイ。
太陽の神ニカとジョイボーイの親和性についてもここで明らかになりましたね。
作中でエルバフの歴史について語られていないので太陽の神ニカについてまだ謎が多いですが、ジョイボーイがニカに似ていたなら、ニカの歴史は900年以上前の歴史になりそうです。
ジョイボーイがニカのように伸縮する体で戦ったということは、ヒトヒトの実モデル太陽の神ニカを最初に口にした人物とも言えそうです。
最初に海賊と呼ばれた男なので、尾田先生の「ポリシースープレックスホールド」で言われた、物語の終盤で登場する‘眼帯の海賊’かもしれませんね。
情報を整理していく中でさらに謎が深まったこともあります
あげ出したらキリがなさそうですが、考えることが多いですね!
別記事にまとめてますのでこちらもご覧ください!
イカロスの翼
1114話のタイトルについても触れて起きます。
ギリシャ神話にイカロスの翼という話があるのは有名ですね。
ロウで固めた翼で自由に飛び回るも太陽に近づきすぎてロウが溶けて翼を失い落下してしまう話です。
まさに今回のベガパンクがオマージュしてますね。
【ONE PIECE最新話】1114話「イカロスの翼」【感想・考察】|まとめ
【ONE PIECE最新話】1114話「イカロスの翼」【感想・考察】をお届けしました。
ベガパンクから告げられた衝撃的な真実に次々と明らかになる重要な情報に頭が混乱する回でした。
五老星は配信を止めるのに手一杯で、麦わらの一味はエッグヘッドから脱出するルートを確保しつつもあります。
世界に真実が明かされ、麦わらの一味は無事に脱出できるのか、今後の情報が楽しみです!
- ベガパンクが犯した2つの罪は、マザーフレイムの製造と歴史の本文の研究
- ジョイボーイはかつて実在した人物で最初に海賊と呼ばれた男
どんでもない情報が盛りだくさんでしたね!理解が深まると同時に謎も深まるONE PIECE、、、次回も楽しみです!